藤田太郎
2016年3月14日03時00分
特急「あかぎ」などとして、旧国鉄時代から活躍してきたJRの特急車両「185系」が25日、県内の定期運行から退く。新ダイヤで別の車両に置き換わるためという。長年、この車両に運転士として乗務し、自身も今秋に定年退職する新前橋運輸区所属の萩原昇さん(59)に思いを聞いた。
JR東日本によると、185系は「イチ・パー・ゴ」の愛称で親しまれ、高崎支社管内では1981年から配備が始まった。最盛期で16編成112両が、「草津」(上野―万座・鹿沢口)や「水上」(上野―水上)、「あかぎ」(上野―前橋)などで観光客や通勤・通学客を運んだ。
その後は利用の減少による特急の廃止や、別の車両への置き換えが進み、現在は朝夜1本の「スワローあかぎ」(新宿―前橋)のみで走っているという。
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