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【ゴルフ】

彩香がグッと上がってきた〜!! 66で2打差2位 逆転V見えた

2016年3月13日 紙面から

18番、パーパットを沈め、ギャラリーの声援に応える渡辺彩香=高知・土佐CCで(いずれも神代雅夫撮影)

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◇ヨコハマタイヤ PRGRレディス<第2日>

 ▽12日、高知県香南市・土佐CC(6217ヤード、パー72)▽晴れ、気温12度、風速4・4メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽107選手(うちアマ5人)▽観衆4195人

 前日10位の渡辺彩香(22)=大東建託=が7バーディー、1ボギーのベストスコア66をマーク。通算7アンダーまで伸ばして、一気にトップと2打差の2位に浮上した。韓流女王たちにはさまれての最終日最終組で逆転Vなるか。9アンダー首位はキム・ハヌル(韓国)。6アンダー3位にイ・ボミ(韓国)、5アンダー4位に飯島茜(32)と柏原明日架(20)=富士通=が続いている。

 まだ3月。それでも去年とは違う彩香がいる。ドライバーの飛ばしだけじゃない。今季からはウエッジでバーディーを量産していくつもりだ。

 「今日はオフの練習の成果をすごく感じられた部分がありました。このコース、ウエッジでグリーンを狙うホールが多いのに、毎年いいプレーができていなかったから」

 1番こそボギーで出たが、2番で5メートル、3番で2メートルを決めると、4番パー4で残り110ヤードを52度ウエッジでピンそば1メートル弱につけ、3連続バーディー奪取。9番でも52度で1メートルに。10番は49度で1メートル。16、17番でさらに2つのバーディーを追加し、6つスコアを伸ばした。逆転V射程圏の2打差に詰めて最終日に突入だ。

 「今は、ウエッジでのショットは他のクラブと別物と考えてます。体重を左に乗せ、そのまま低くラインを出していくイメージ。狙っていくショットですから」

 昨季終盤から、日米通算13勝のテクニシャン、リオデジャネイロ五輪日本代表ヘッドコーチでもある丸山茂樹に“プチ弟子入り”。年明けには、米ロサンゼルスで10日間の合宿も行い、課題であり弱点だと自覚していた、100ヤード以内のショットとアプローチを重点的に習った。「アプローチの基本から状況判断、考え方、どれも新鮮で今までにない感触、感覚があった」と、大きな収穫を得た。

 松山英樹にも「『もっと股関節を使ったら、もっと飛ばせるよ』って」とアドバイスをもらい、朝晩10種類ほどの股関節ストレッチを欠かさない。「最近になって、スイング中の股関節のイメージがちょっと分かるようになってきました」という。2010年韓国ツアー賞金女王で15年日本ツアー女王のボミと、11&12年韓国女王のハヌルにはさまれる最終日最終組。派手な逆転Vが、“ニュー彩香”のお披露目式だ。 (月橋文美)

 

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