蹴球探訪
手倉森監督 リオへの道はベンゲル流
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(10月7日)
【ゴルフ】イ・ボミが今季初V 3人プレーオフ4ホール目で制す2016年3月14日 紙面から
◇ヨコハマタイヤ PRGRレディス<最終日>▽13日、高知県香南市・土佐CC(6217ヤード、パー72)▽曇り、気温12・8度、風速0・7メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽51選手(うちアマ3人)▽4341人 昨年の賞金女王、韓国のイ・ボミ(27)が、ツアー2戦目で早くも今季初優勝、通算16勝目を飾った。通算8アンダーで終えた飯島茜(32)、柏原明日架(20)=富士通=の3人でプレーオフ(PO)に突入、4ホール目にバーディーを決めた。イ・ボミは2012年のこの大会で日本初優勝を挙げており、思い出の舞台で再び笑顔が満開。今季も“ボミ・スマイル”がツアーを席巻しそうだ。 イ・ボミの今一番のお気に入りフレーズは「言い訳にすぎない」という日本語だ。1月中旬から約5週間の米カリフォルニア州パームスプリングス合宿で、日本語ができるトレーナーに教えてもらった。「プロとして言い訳はしないって思ってるから、すごくピッタリで好きです」 日本ツアーの開幕前にタイでの米ツアーに出場したこともあって疲れ気味。今週は初日から「背中が重かった」という。でも、それは言い訳にすぎない。 首位と3打差の3位で迎えた最終日。1打差2位で18番を迎えた。バーディーを取らなければPOに進めない。右ラフ、やや前上がりのライの第2打を見事なスライスボールでピンそば20センチにつけた。 「残り134ヤードで8番アイアン。思い切りオープンに構えてクラブフェースを返さずに振り抜きました。あんなの練習したことないのに、200点ぐらいできちゃった! 今から何回やってもあのショットは打てないと思います」 POに入ると、勝ちたい気持ちが急に強くなった。「今日はずっとパットが入らなかったし、優勝は無理かと思っていた。でも、去年のアクサレディスで(笠りつ子に)初めてPOに負けて、負ける気持ちが分かった。だから絶対に負けたくないと思った」 一昨年までの日本ツアーではPO4戦全勝だったが、負けたことで新たな強さを身につけた。4ホール目、ピン奥5メートルからの下りフックラインを沈めて勝利。PO通算成績を7勝1敗にした。 「賞金女王のことは今は考えてない。でも、年間3勝はしたい。私の力を証明するためにも。そして、リオ五輪出場もまだ諦めないていない目標です」。強さと笑顔。双方を身にまとい、美しき日本ツアー女王は、どこまでも前進する。 (月橋文美) PR情報
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