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【コラム 撃戦記】

格の差見せつけろ山中 来月4日WBCバンタム級10度目防衛戦

2016年2月22日 紙面から

10Rのロングスパーリングを終えた王者山中慎介

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 ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(33)=帝拳=が3月4日、10度目の防衛戦を島津アリーナ京都で行う。相手は元WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(33)=ベネズエラ。日本のボクシングファンにはおなじみの選手だ。

 ソリスはWBA世界スーパーフライ級暫定王者だった13年5月、正王者の河野公平(ワタナベ)を破って王座を統一した。また、12月にはIBF世界同級王者亀田大毅(亀田)との2団体統一戦のため来日したが、体重オーバー。試合はソリスが判定勝ちしたが、IBFが「ソリスの計量オーバーのため、大毅は負けても王者として残る」とし、物議を醸した。

 今回の試合は、予想では攻撃力で勝る山中優位だが、プレッシャーがかかる挑戦者ではある。約8000席の会場のチケットは、早々に売り切れた。山中の左は破壊力抜群だが、玄人好みで、テレビ視聴率がいまひとつついてきていない。長めのスパーリングでスタミナを強化し、豪快に倒して格の違いを見せたい。 (格闘技評論家)

 

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