トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > コラム・撃戦記一覧 > 記事

ここから本文

【コラム 撃戦記】

プロ10戦目に備え渡米 村田に名勝負期待

2016年3月14日 紙面から

写真

 ボクシングのロンドン五輪金メダリストでWBC世界ミドル級5位の村田諒太(30)=写真=がさる7日、プロ10戦目に備えるため渡米した。所属先の帝拳・本田明彦会長によると、年内に3戦行い、その最後の試合で世界挑戦を計画している。

 昨年11月に行った米ラスベガスでのプロ第8戦から戦場を海外に絞り、今年1月の第9戦(上海)では相手を2回KOして勢いを取り戻した。空港で取材に応じた村田は「次戦は5月だという話も新聞で知るだけ。まだ何も聞いていない」といい、年内の世界挑戦も「(そこまでの)内容次第では…」と慎重姿勢を崩さない。

 昨年7月の渡米時には世界王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフタン)とスパーリングをした。「勉強になったが、いつまでも仲よしこよしではいられない。いろんなタイプとスパーリングをしたい」と貪欲な姿勢を見せた。金メダリストへの期待は大きい。重圧をプラスに、一戦一戦に名勝負を期待したい。

  (格闘技評論家)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ