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ドイツ機墜落 副操縦士が故意にと断定
3月14日 4時15分

ドイツ機墜落 副操縦士が故意にと断定
去年フランスで起きたドイツの旅客機の墜落で、フランスの航空事故調査局は副操縦士が故意に墜落させたと断定し、WHO=世界保健機関に対し操縦士の健康など安全面に重大な影響がある場合には医師が当局に情報提供できるようガイドラインの整備を勧告しました。
去年3月フランス南東部の山中で、ドイツの航空会社、ジャーマンウィングスの旅客機が墜落し、日本人2人を含む乗客乗員150人全員が死亡しました。墜落からまもなく1年となるのを前にフランスの航空事故調査局は13日、最終報告書を発表しました。
報告書は墜落の原因について、精神的な病気を患っていたアンドレアス・ルビッツ副操縦士が自殺を図ろうと故意に旅客機を墜落させたと断定しました。そして、こうした事態を防げなかったのは、副操縦士がみずからの病状について会社に報告しなかったうえ、副操縦士がかかっていた複数の医療機関も守秘義務の規定を守り、会社や航空当局に情報を伝えなかったためだと指摘しています。
このため報告書では、操縦士の健康状態など公共の安全に重大な影響が予想される場合には、医師は本人の同意がなくても当局に情報提供することが必要だとしています。そしてWHOに対し、守秘義務を持つ医師が法的責任を問われないよう加盟国向けのガイドラインを整備するよう勧告しています。

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