女性限定の大会では世界最大規模となる名古屋ウィメンズマラソンが13日、名古屋市で開かれた。女性市民ランナーら約2万人が市内中心部を軽やかに駆け抜けた。
今年は5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、ランナーとともにコースを走り、テロ警戒などに当たる愛知県警の「ランニングポリス」が初登場した。
県警によると、この日は女性警察官計24人が、ランニングポリスとして警戒に当たった。午前9時から午後4時すぎまで、2人一組で2~6キロごとに交代しながら走行。「POLICE」と書かれた鮮やかなビブス(メッシュ状のベスト)をまとい、沿道の不審者などに目を光らせていた。
2年連続で完走したという東京都台東区の会社員、柿沼美恵子さん(53)は「服装で一目で警察官だと分かり、安心して走ることができた。他県のマラソン大会でも、こうした取り組みを進めてほしい」と話していた。