ブレーク中の韓国ドラマ 1.8億円で日本へ輸出

【ソウル聯合ニュース】韓国で大ヒット中のKBS第2のドラマ「太陽の後裔(こうえい)」(原題、全16話)が1話あたり約10万ドル(約1140万円)で日本に輸出されることが13日、芸能界関係者らの話で分かった。俳優ソン・ジュンギと女優ソン・ヘギョが主演する同作の視聴率は右肩上がりで、先週は30%に迫った。低迷していた韓流ドラマの輸出価格が反騰するきっかけになる作品として注目を浴びている。


 ここ数年間、韓流ドラマの日本への輸出価格が1話あたり10万ドル以下まで低下したことを踏まえると、「太陽の後裔」は異例の高値といえる。ある放送関係者は「韓国で旋風を起こし、中国でも人気になったことを受けて日本のバイヤーがいち早く購入に動いた。韓流スターのソン・ヘギョと、兵役を終えドラマに復帰したソン・ジュンギの出演作という点や作品自体の面白さが輸出価格の上昇につながった」と説明した。

 2000年代前半に「冬のソナタ」で火がついた日本での韓流ドラマ人気は、10年ほど続いた。日本のテレビ局による韓流ドラマの争奪戦も激しさを増し、チャン・グンソクと少女時代のユナが主演した「ラブレイン」(2012年)は1話あたり30万ドルと過去最高の価格をつけた。

 だが、作品の質の悪いドラマが数多く日本に入ったことや嫌韓などにより韓流ドラマの人気にかげりが見え始め、輸出価格も1話あたり10万ドル以下に落ちた。ここ3年ほどは取引自体が成立しずらい状況が続いている。

 そんな中で「太陽の後裔」は破格の評価を受けた。同作をきっかけに日本での韓流ドラマの人気復活につながるか、韓国の芸能・放送関係者は期待を寄せている。

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