米韓海兵隊、過去最大の合同訓練を公開

北朝鮮海岸への上陸を想定

韓国・浦項(ポハン)で12日、海上からの上陸訓練を行う米韓海兵隊の兵士ら=中島健太郎撮影

【浦項(韓国南東部)=中島健太郎】米韓の海兵隊は12日、韓国・南東部の浦項(ポハン)で朝鮮半島有事を想定した合同上陸訓練「双竜訓練」を記者団に公開した。

北朝鮮が核実験と長距離弾道ミサイル発射で挑発を続ける中、訓練は北朝鮮の海岸への上陸などを想定して、過去最大規模で行われた。

訓練には、沖縄を拠点とする米海兵隊第3海兵遠征軍と第31海兵遠征部隊など米韓の海兵隊と海軍兵士ら約1万7000人が参加。沖合から水陸両用車で海岸へと進み、上陸後に兵士らが周辺を制圧する様子などが公開された。また、パラシュートによる降下訓練も行われた。

北朝鮮は上陸訓練に反発し、朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍は12日、「先制的な報復攻撃作戦を行う」とする声明を発表した。
 

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