今年はVR元年とも言われており、Oculus RiftやPlayStation VRなどのVRヘッドマウントディスプレイが続々と発売予定です。そんな中、幼いころから腕に障害のあるゲーマーが、「片腕の自分でも問題なくVRゲームは楽しめるのか」と掲示板で不安を打ち明け、さまざまな意見や反応が寄せられています。
投稿者はこれまで片手でコントローラーをうまく使ってゲームを楽しんできたそう。しかし マウスやキーボードで操作するゲームなど、両手を使うゲームはうまくプレイできませんでした。
VRゲームにも、普通のコントローラーを使うものと、Oculus Touchのように左右それぞれの手に特殊なコントローラーを持って楽しむものなどさまざまな形態があります。投稿者は今後、両手を使わないと遊べないゲームが増えるのではないかと不安になり、これまでVRゲームを体験した人に、片腕でも楽しめるかどうか質問したようです。
普通にVRゲームを遊べている人からすれば、思いがけない質問だったのかもしれません。この質問は大いに注目を厚め、掲示板ではさまざまな意見が集まりました。
VRゲーム経験者から寄せられたのは、まずそもそも、両手操作が必須のVRゲームは現状それほど多くない、という意見。また両手操作が必要なゲームでも、例えばマイクスタンドやホルスターなどにコントローラーを一時的に置けるようにしておいて、右手用と左手用を適宜持ち替えながら遊べばよいのでは、といったアドバイスも。他にも、3Dプリンターで片手を作り、そこにコントローラーを固定する案も多く挙がりました。
そして掲示板についに、VRゲームの開発者も登場。片腕でも楽しめるゲームを開発し、いち早くαデモに招待することを投稿者に約束してくれました。
両手を使って体験するVRゲームも楽しそうですが、一方で今回のような、ハンディキャップを持った人でも楽しめるVRゲームの需要も今後増えそうです。
(ヒグチマサキ)
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