ニュース詳細
中国 給料未払いに抗議デモ 地元政府対応に追われる3月13日 20時39分
k10010442011_201603132055_201603132056.mp4
中国で構造改革が大きな課題となるなか、生産能力が過剰な業界では経営の悪化から給料の未払いなどが広がり労働者による抗議デモも起きていることから、地元政府は社会不安につながらないよう対応に追われています。
中国の習近平指導部は景気の減速が鮮明になるなかでも成長を続けるため、生産能力が過剰な鉄鋼や石炭などの業界の再編を柱にした構造改革を断行する方針です。こうした業界では経営の悪化から給料を払えない国有企業も出ていますが、なかには雇用への影響を懸念する地元政府のてこ入れを受けて倒産は免れ、いわゆる「ゾンビ企業」として存続しているところがあります。
これに対し労働者の間では不満が高まっていて、黒竜江省の双鴨山市では東北部最大の石炭企業「竜煤グループ」の関連会社の従業員らおよそ1000人が12日までの2日間抗議デモを行いました。
NHKが入手したデモの映像には、従業員らが会社側に「給料を払え」などと激しく詰め寄っている様子が映っています。
地元政府はこうした抗議の動きが社会不安につながることを強く警戒しており、黒竜江省の陸昊省長が12日、全人代=全国人民代表大会の場で問題の解決を約束するなど、対応に追われています。
これに対し労働者の間では不満が高まっていて、黒竜江省の双鴨山市では東北部最大の石炭企業「竜煤グループ」の関連会社の従業員らおよそ1000人が12日までの2日間抗議デモを行いました。
NHKが入手したデモの映像には、従業員らが会社側に「給料を払え」などと激しく詰め寄っている様子が映っています。
地元政府はこうした抗議の動きが社会不安につながることを強く警戒しており、黒竜江省の陸昊省長が12日、全人代=全国人民代表大会の場で問題の解決を約束するなど、対応に追われています。