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女子マラソン最後の代表選考 日本勢トップは田中智美3月13日 15時55分
リオデジャネイロオリンピック、女子マラソンの最後の代表選考レース「名古屋ウィメンズマラソン」が行われ、28歳の田中智美選手が2時間23分19秒で日本勢トップの2位に入りました。
「名古屋ウィメンズマラソン」には、田中選手やアテネオリンピック金メダルの野口みずき選手、それに2大会連続のオリンピックを目指す木崎良子選手などが出場しました。
レースは、野口選手が5キロすぎに先頭集団から遅れ始め、その後、30キロでペースメーカーが外れてからバーレーンのキルワ選手が抜け出し田中選手が追う展開になりました。田中選手は37キロの手前で25歳の小原怜選手に並ばれ、日本勢のトップ争いはしれつな競り合いとなりました。そして、フィニッシュ地点のナゴヤドームに入ったところで田中選手が振り切り、2時間23分19秒の1秒差で小原選手に競り勝って日本勢トップで全体の2位に入りました。
木崎選手は10位、野口選手は大きな歓声を浴びながらフィニッシュし23位でした。優勝は、バーレーンのユーニスジェプキルイ・キルワ選手で2時間22分40秒で大会2連覇を果たしました。
女子マラソンの代表選考レースはすべて終わり、日本陸上競技連盟は、オリンピックの代表について今月17日の理事会で協議します。
レースは、野口選手が5キロすぎに先頭集団から遅れ始め、その後、30キロでペースメーカーが外れてからバーレーンのキルワ選手が抜け出し田中選手が追う展開になりました。田中選手は37キロの手前で25歳の小原怜選手に並ばれ、日本勢のトップ争いはしれつな競り合いとなりました。そして、フィニッシュ地点のナゴヤドームに入ったところで田中選手が振り切り、2時間23分19秒の1秒差で小原選手に競り勝って日本勢トップで全体の2位に入りました。
木崎選手は10位、野口選手は大きな歓声を浴びながらフィニッシュし23位でした。優勝は、バーレーンのユーニスジェプキルイ・キルワ選手で2時間22分40秒で大会2連覇を果たしました。
女子マラソンの代表選考レースはすべて終わり、日本陸上競技連盟は、オリンピックの代表について今月17日の理事会で協議します。
田中「きょうのレースで決まったと思っている」
日本勢トップの2位に入った田中智美選手はレース後の記者会見で、「小原選手に追いつかれたところがいちばんきつかったが、ここで諦めてはいけないと思っていた。ラストスパートでは、誰よりもオリンピックに行きたい気持ちが自分が強いと思って走っていた」と話したうえで、リオデジャネイロオリンピックの代表については、「きょうのレースでもう決まったと自分では思っている」と述べ、笑顔を見せていました。
また、田中選手と最後まで争い、1秒差で3位となった小原怜選手は「走り終えて、あと一歩だったと感じた。自分の力が足りなかった。田中選手に追いついたところで、直感でラスト勝負になると思い、最後まで負けたくない気持ちだったが、自分の詰めの甘いところが出たと思う」と話していました。
また、田中選手と最後まで争い、1秒差で3位となった小原怜選手は「走り終えて、あと一歩だったと感じた。自分の力が足りなかった。田中選手に追いついたところで、直感でラスト勝負になると思い、最後まで負けたくない気持ちだったが、自分の詰めの甘いところが出たと思う」と話していました。
野口「最高のレースだった」
アテネオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずき選手は、最後のオリンピックへの挑戦として臨んだ名古屋ウィメンズマラソンで23位に終わりましたが「最高の42.195キロだった」と振り返りました。
37歳の野口選手は、リオデジャネイロオリンピック、女子マラソンの最後の代表選考レースとなった名古屋ウィメンズマラソンに「オリンピックへの最後の挑戦」として出場しました。
野口選手は、5キロをすぎたところで先頭から遅れ出しましたが、みずからのペースを守ってレースを続け、終盤は沿道のファンに手を挙げて応えながら2時間33分54秒の日本勢で19位となる23位でフィニッシュしました。野口選手がリオデジャネイロオリンピックに出場する可能性はなくりました。
野口選手は「10キロ付近で先頭が遠くなって厳しいかなと思った。今の力で精一杯やってきた。オリンピックへの思いは悔いはない。応援がすごくて最後の10キロは花道のようで最高の42.195キロだった。ワーストの記録だが最高のレースだった」と目に涙をためながら振り返りました。また、今後については、「終わったばかりで方向性は分からない。もう少し後で考えたい。走り終わっておなかもすいて思考が間に合わない」と独特の表現で現役を続けるかどうかの明言は避けました。
37歳の野口選手は、リオデジャネイロオリンピック、女子マラソンの最後の代表選考レースとなった名古屋ウィメンズマラソンに「オリンピックへの最後の挑戦」として出場しました。
野口選手は、5キロをすぎたところで先頭から遅れ出しましたが、みずからのペースを守ってレースを続け、終盤は沿道のファンに手を挙げて応えながら2時間33分54秒の日本勢で19位となる23位でフィニッシュしました。野口選手がリオデジャネイロオリンピックに出場する可能性はなくりました。
野口選手は「10キロ付近で先頭が遠くなって厳しいかなと思った。今の力で精一杯やってきた。オリンピックへの思いは悔いはない。応援がすごくて最後の10キロは花道のようで最高の42.195キロだった。ワーストの記録だが最高のレースだった」と目に涙をためながら振り返りました。また、今後については、「終わったばかりで方向性は分からない。もう少し後で考えたい。走り終わっておなかもすいて思考が間に合わない」と独特の表現で現役を続けるかどうかの明言は避けました。