トップページBusinessニュースIEA「原油価格が底打ちした可能性」
ニュース詳細

IEA「原油価格が底打ちした可能性」
3月12日 5時21分

IEA=国際エネルギー機関は、原油安の長期化によってアメリカなどで原油の生産量が減っていることに加え、サウジアラビアやロシアなどが生産量を据え置くことで暫定的に合意したことを受け、供給過剰への懸念が和らいでいるとして、「原油価格が底打ちした可能性がある」と指摘しました。
IEAが11日発表した原油市場に関する報告書によりますと、先月の世界の原油生産量は、1日当たり9650万バレルで、前の月から18万バレル減少しました。
このうち、OPEC=石油輸出国機構の加盟国の生産量は、前の月から9万バレル減って3261万バレルとなり、経済制裁が解除されて増産を計画しているイランについては、生産量の回復が見込みよりも小さいと分析しています。
また、原油安の長期化によって、アメリカなどでも原油の生産量が減っていることから、ことしの世界の生産量は、去年に比べて1日当たり75万バレル減少する見通しだとしています。
さらに原油価格は、サウジアラビアやロシアなど主要な4つの産油国が生産量を据え置くことで暫定的に合意したことを受け、緩やかな上昇に転じていて、報告書のなかでIEAは、供給過剰への懸念が和らいでいるとして、「原油価格が底打ちした可能性がある」と指摘しました。

関連ニュース

k10010440611000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ