蹴球探訪
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(10月7日)
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【大リーグ】マー君「全部緩い感じ」から見事修整 3イニング無失点で「最後は形に」2016年3月13日 紙面から ◇ヤンキース7−1オリオールズ大リーグは11日、各地でオープン戦が行われ、ヤンキースの田中将大投手(27)はオリオールズ戦で先発して3イニング1安打無失点、3三振1死球で勝ち投手になった。試合は7−1。マリナーズの岩隈久志投手(34)もジャイアンツ戦に先発し、3イニングを1安打無失点、4三振1四球で勝利投手。試合は5−4だった。カブスとマイナー契約の川崎宗則内野手(34)はレッズ戦の7回から遊撃を守り、中前適時打で初打点を挙げて1打数1安打1打点。チームは7−4で勝った。 ヤンキースの田中がオープン戦2度目の登板にして、公式戦ばりの修正能力の高さを見せた。初回に2三振を奪い、三者凡退と上々のスタートを切る。ところが…。「(フォームの)バランスが良くなかった。変化球の変化とかキレがなかったし、全部緩い感じだった」。試合後、結果とは裏腹に自身の投球内容に納得することはなかったこと明かした。 ここで自身の状態と向き合い、修正できるところが、背番号「19」の強みだ。「ちょっと(上体が)突っ込むのが早いなって。イニングが進んでいくごとにちょっとずつ変えていきながら、最後は形になったかなという感じ」。2回以降は変化球の鋭さも増し、時折内角を厳しく突く投球で、レギュラーを欠くオ軍打線を翻弄(ほんろう)した。 3回無死一塁では、次打者を外角低めのカットボールで二ゴロ併殺に打ち取り「狙い通り」と破顔一笑。「修正を図りながら投げていけたことは、シーズンにつながっていく」と確かな手応えを口にした。 次回は中5日で17日のパイレーツ戦に登板予定。「徐々にシーズンに向けて、体調も整えながらゲームに入れることができればいい」。濃厚となっている2年連続の開幕投手に向けてまた一つ歩みを進めた田中は、メジャー3年目の余裕も垣間見せながら、順調な調整ぶりを強調した。 (タンパ穐村賢) ▽ヤンキース・ジラルディ監督「いいカーブも投げていたし、制球もとても良かった。投手陣がこういった投球を見せてくれることは勇気づけられる。(手術後も)なんの問題もなく、ここまでスケジュール通りに投げてこられている」 PR情報
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