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【プロ野球】巨人・老川新オーナーが就任 賭博解明へ「お知恵頂けたら」2016年3月12日 紙面から
野球賭博問題で4人目の関与発覚が明らかになった巨人は11日、臨時株主総会と臨時取締役会を開き、白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和球団会長(69)、渡辺恒雄球団最高顧問(89)の辞任と読売新聞グループ本社取締役最高顧問・老川祥一オーナー(74)の就任などを承認した。老川オーナーは東京・大手町の本社で会見し、全容解明に向けて「みなさんのお知恵も頂きたい」と報道陣にも協力を要請した。 8日に高木京の関与が発覚し、球団トップ3が一斉辞任するという事態を受け、新体制がスタート。「これまで野球のことは巨人の一ファンとして見るだけ。まったくの素人」という老川オーナーの目の前には大仕事が積み上がっている。会見の冒頭では不祥事を謝罪。NPBの調査委員会に全面協力することを約束した上で「一刻も早く事実を究明し、体制を立て直し、巨人軍の信頼を回復させたい」と意欲を示した。14日に予定されている球団の紀律委員会にも出席し、引き締めを図る。 事実上の指揮を託されるのは、この日就任した元東京地検特捜部長の松田昇オーナー代行(82)。ロッキード事件の捜査にも関わった専門家の力も頼りに自浄作用を働かせようという狙いが見える。しかし、具体策は乏しい。NPBの熊崎コミッショナーも指摘するように、任意の調査には限界がある。いかに限界を超えるか−。老川オーナーは「そういう方法があれば、さっそくやりたい。(昨年も選手)全員に事情聴取したが、はっきりしたことは分からなかったと聞いている」と苦しい胸の内を吐露した。 会見の最後には「番外編ですが」と自ら切り出し「こういうことをやったらいいんじゃないかということがあったら、教えていただきたい。みなさんのお知恵も頂けたらと思っております」。任意の調査で全容を解明できるのか。また、妙案はあるのか。新体制が荒波の中で船出した。 (井上学) PR情報
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