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【プロ野球】

G貧打深刻 20イニング得点もなし

2016年3月13日 紙面から

ロッテ−巨人 3回表1死満塁、二ゴロ併殺に倒れ、うなだれる重信=QVCマリンで(北田美和子撮影)

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◇ロッテ5−0巨人

 ロッテの大嶺祐が5イニング3安打無失点と好投した。3回1死満塁を併殺で切り抜けるなど踏ん張った。打線は6回に4長短打で3点を挙げた。3年連続での開幕投手に決定した巨人の菅野は序盤から無失点を続けたが、6回につかまった。

 ロッテ投手陣の前にわずか3安打。思わずため息が漏れるほど、巨人打線に元気がない。

 「最初の1点を取らないとね」。高橋監督が悔やんだ場面は3回だ。岡本、小林誠の長短打などで1死満塁とした。ここでドラフト2位の重信(早大)が二ゴロ併殺打に倒れた。

 これで44イニング適時打がなく、20イニング得点がない。昨季はリーグワーストのチーム打率2割4分3厘。貧打解消を掲げてきたが…。キャンプ後の長期遠征が終わったばかり。疲労の影響もあるだろうが、村田ヘッドコーチは「執念を出していかないと」と淡泊さを責めた。坂本も「開幕まで時間があるとしても、個々が頑張っていかないといけない」と厳しい表情だった。

 「個々の力の向上、時期に限らず始めからそこを求めてますからね」。高橋監督は長期的な視野での攻撃力アップを模索している。とはいえ、長野が下半身の張りを訴え、欠場。試合中には帰宅し、13日の西武戦(西武プリンスドーム)にも欠場する。高橋監督は「無理してやってもらう時期ではない。公式戦なら普通に出ている」とは言うものの、モヤモヤはなかなか解消されない。

 1分けをはさんで5連敗。4度目の零封負け。個の歯車がいつかみ合うのか。球場外で吹き荒れる巨人への逆風は、球場内でも強まってきた。 (園田佳子)

 

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