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生乳を合法的に入手可能になった米ウェストバージニア州、生乳で乾杯した州議員が謎のウィルス性胃腸炎に 9

ストーリー by headless
不運 部門より
殺菌していない生乳の入手を容易にする州法が3日に成立した米国・ウェストバージニア州で、成立を祝う州下院議員が議事堂で他の議員を招いて生乳の試飲会を開催したところ、運悪く数名が謎のウィルス性胃腸炎を発症してしまったそうだ(WSAZの記事Charleston Gazette-Mailの記事Modern Farmerの記事Consumeristの記事)。

このウィルス性胃腸炎の症状は下痢や吐き気、発熱といったもので、ノロウィルス感染時の症状に似ているとのこと。生乳を持ち込んだScott Cadle議員自身もウィルス胃腸炎を発症したが、偶然であると主張。数週間前から議会ではウィルス性胃腸炎が蔓延しており、生乳とは無関係だと述べている。中には生乳のコップに口を付けただけの人や、全く飲んでいない人もいるという。米食品医薬品局(FDA)では生乳が有害な細菌を含む可能性があり、深刻な疾病の原因になることもあるとして注意を呼び掛けている

今回成立した州法は牛やその他の動物を共同購入することで、生乳の利用を認めるというもの。共同購入者は生乳の危険性を認識していることに合意する書類に署名する必要がある。ただし、生乳の販売や提供は州法および州保健人材省(DHHR)の規定に違反し、違反者には50ドル~500ドルの罰金が科せられる。つまり、生乳を配ったCadle議員の行動は違法行為となるのだが、本人はそれを知らなかったという。なお、DHHRによると、この法律が実際に執行されたことがあるかどうかは不明とのことだ。
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