3月13日、徳島新聞さんの日曜日限定若者コーナー「ニチヤン」にて、当ブログうつじょし!が掲載されました。
取材依頼がきたのは2月末だったのですが、本当にドキドキして、こんな弱小ブログがなぜ!?と驚いたものでした(笑)。
取材を受けてみて
まずはやはり、ものすごく緊張しました(笑)。
しかし記者の木下さん(女性)はとても話しやすい雰囲気の方だったので、すぐに打ち解けて深い話もすることができました。
木下さんから質問をたくさんされて思ったのが、私のブログをめちゃくちゃ読んでくださっているということ。
ブログを始めたばかりのころの記事のことまで質問されたときは驚きました(笑)。
記事を書いた自分でも忘れているようなことを聞かれて、初心に帰ることができました。
私がブログを始めたきっかけ
私は2015年10月に自身にとって3社目の会社を体調不良のため退職しました。
そのときの感情は「絶望」でした。
若干27歳にして3回も退職してしまったこと。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい・・・
これからどうしよう・・・
そんな気持ちでいっぱいでした。
だから私は、死を決意しました。
大学まで出させてもらって、もうアラサーなのにきちんと仕事もできない私に生きる資格などない。両親やお世話になった人に対して恥ずかしいし申し訳なさすぎる。
そう思い、2015年中に自ら命を断とうと決めました。
そこから私は、遺書を準備したり身の回りのものを整理したりと、死への準備を着々と進めていました。
身の回りのものを捨てまくっていたとき、母が少しあやしそうに見ていたので「私ミニマリストになるから」なんて言い訳をしながら・・。
しかしそのように、ありとあらゆるものを捨てて身軽になった私のところにとあるものが飛び込んできたのです。
それは、高知在住プロブロガー・イケダハヤト氏のこの記事です。
恥ずかしながらこの記事を見るまでイケダハヤトさんのことを存じあげなかった私。
この文章に激しい衝撃を受けました。
「1年で仕事を辞める人間は、辞め癖がつくよ」なんて最悪な呪いの言葉は、ゴミ箱に捨てましょう。嫌味ったらしいクソ上司ですねえ。
というか、ぼくも1年で会社辞めてますよw しかも2社です!
でも、今は楽しく生きてます。もっと早く辞めればよかった、とすら思っています。
「辞め癖」があるのはぼくの強みです。東京を辞めて、高知にいるわけですからね。「辞め癖」がなければ、今も東京でサラリーマンやって消耗してます。
「辞め癖」があってよかったというふうに読み取れるこの言葉。
当時の私には全くなかった発想なのです。
そこから関連記事を読みあさっていると、むしろ外国では一社で一生勤めあげることは怠惰と見られる場合があるということすら書かれており驚きました。
私はなんて狭い価値観の中で生きていたのだろう・・
心からそう思ったのです。
彼から学ばせていただいたのは、既存の価値観にしばられて生きていても何も楽しくないということでした。
小中高大とずっと絵に描いたような優等生で、新卒で地方銀行に入ったまさに田舎の優等生のロールモデルのような人生を歩んでいた私には驚きしかなかったのです。
描かれたレールの上の人生を歩んでいたからこそ、一度レールを外れたらもう生きる資格がないという誤った考え方におちいっていたんですね。
私がブログで伝えたいこと
私は昔、身内を自死により亡くした経験があります。
未だにそのことに関してはトラウマがありますし責任も感じています。
自死により悲しいのは、残された身内だということを自分の身を持って体感しています。
けれど、私は狭い価値観にとらわれてずっと生きてきたため、思い通りにならない人生に嫌気が差し自らも命を絶とうと考えてしまっていました。
もっと早くイケダハヤトさんの考え方に触れる機会があれば、そのようなことを考えずに済んでいたことでしょう。
だからこそ、私はブログを通して伝えたいのです。
私のように悲しみに暮れて死を選ぼうとしている人に、ちょっと待って!と叫びたいのです。
以前このように書きました。
私は、ブログを通して自分の生き様を発信することで、見てくださっている人に安心してもらいたいのです。
こんなクズな私でも生きているんだよ、毎日の楽しみを探しているんだよということを見せたいのです。
生きていていいんだ。
そんな許しを、読んでくださっている方に与えたいのです
許しを与えたい、なんてすごく上から目線で書いてしまいましたが、この考えは今も変わっていません。
私は、自分のことを本当にクズ人間だと思っています。
今も、こうしてブログを書くことで生き恥を晒しているような気持ちもあります。
しかしこのようなブログを書いていて、たくさんの人に「こぐまさんのブログを読んでいると元気が出ます」というようなことを言っていただけました。
読者の方の言葉のおかげで、今日も私は生きていていいんだなと思えています。
この感謝の気持ちを少しでも還元していきたいという気持ちでブログを書いています。
新聞に掲載されることも、はじめは非常にためらいました。
本名は出さないとはいえ、徳島県内でナンバーワンのシェアの新聞に載れば、病気のことやブログのことを言っていない友人知人にバレてしまいます。
けれどそれで恥ずかしがっていても仕方ないと考え、取材を受けました。
今では、1人でも多くの方にこのブログを見ていただきたいと考えています。
生きるのが辛いと考えている人がいらっしゃれば、一緒に励まし合いたいのです。
生きづらさを抱えながら生きていてもいいんだよ、とお互いに支えあいたいのです。
私のこれからの人生がどうなるかなんてことは全く見通しが立っていませんが、私は日々を大切に丁寧に生きていきたいと思っています。
そして楽しいことも苦しむ姿も、このブログを通して発信していきます。
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