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長野 栄村 震度6強の地震から5年 復興祈る3月13日 4時58分
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東日本大震災が発生した翌日、長野県栄村で震度6強の地震が起きてから12日で5年です。村では、12日夜、ろうそくに火をともして復興を祈る催しが行われました。
5年前の3月12日に起きた長野県北部を震源とする地震で震度6強の揺れを観測した栄村では、700棟近い住宅に被害が出たほか、避難生活によるストレスなどで3人が死亡しました。
地震から5年となる12日は、午後5時すぎから、村役場近くにあるJR飯山線の森宮野原駅前で、住民やボランティアなど、およそ200人が集まって復興を祈る催しが行われました。
会場には高さ4メートル、幅10メートルの雪山が作られ、子どもたちが火をともしたろうそくを並べると、「3・12栄村」の文字が浮かび上がり、訪れた人たちは亡くなった人を悼み、復興への祈りをささげていました。
村では住宅や農地などの復旧は終えましたが、仕事を失うなどして村を離れる人が相次ぎ、この5年で人口は1割以上減少し、若者の移住促進や働く場の確保などといった人口減少対策が課題となっています。
4歳の女の子の孫を持つ65歳の女性は「家の建て直しなどの費用で大変な時期もありましたが、地震のあと生まれた孫の成長を楽しみに前を向いて頑張っています。孫は地震を知らないので、いつか孫が置いたろうそくの意味を伝えたいと思います」と話していました。
地震から5年となる12日は、午後5時すぎから、村役場近くにあるJR飯山線の森宮野原駅前で、住民やボランティアなど、およそ200人が集まって復興を祈る催しが行われました。
会場には高さ4メートル、幅10メートルの雪山が作られ、子どもたちが火をともしたろうそくを並べると、「3・12栄村」の文字が浮かび上がり、訪れた人たちは亡くなった人を悼み、復興への祈りをささげていました。
村では住宅や農地などの復旧は終えましたが、仕事を失うなどして村を離れる人が相次ぎ、この5年で人口は1割以上減少し、若者の移住促進や働く場の確保などといった人口減少対策が課題となっています。
4歳の女の子の孫を持つ65歳の女性は「家の建て直しなどの費用で大変な時期もありましたが、地震のあと生まれた孫の成長を楽しみに前を向いて頑張っています。孫は地震を知らないので、いつか孫が置いたろうそくの意味を伝えたいと思います」と話していました。