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読書ギーク記

理系大学院生による読書記録記。

主人公はスライム!?スライムが冒険するファンタジー『転生したらスライムだった件』【漫画感想】

☆☆ マンガ フィクション 転生 川上泰樹 伏瀬

 「転生系」の小説がWEB小説界で流行っている。大まかに言うと、今の世界で恵まれない人が、トラックに轢かれたり、通り魔に刺されて死亡したら、別の世界に転生して、最強の力を持ち大活躍するといった流れだ。勇者、魔法使い、魔王と転生する先の仕事は様々だが、この作品ではなんと...、スライムに転生してしまった!?

 「転生系」の裏を書いた出落ち作かと思いきや結構面白いぞ!ということで、あれよあれよとメディアミクスされ、コミカライズされたのが本作の『転生したらスライムだった件』である。現在、1巻のみ発売中となっている。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

転生したら最強のスライムだった

 通り魔に刺されて死んだと思ったら、異世界でスライムに転生しちゃってた!?相手の能力を奪う「捕食者」と世界の理を知る「大賢者」、2つのユニークスキルを武器に、スライムの大冒険が今始まる!

(出典:『転生したらスライムだった件』)

  スライムは二つの能力を持っている。ユニークスキル「捕食者」と「大賢者」だ。これらを駆使して冒険をしていく。

  「捕食者」ではモンスターに薬草とどんどんと、いろいろなものを体内に取り込んでいく。しかも、取り込んだものの能力を自由自在に使えるのだ。さらに対象の姿をコピーする擬態までできてしまう。このスライムは敵を倒して、相手を取り込めば取り込むほど強くなっていく。無限に成長してしまうのだ!

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

 「大賢者」は世界のありとあらゆる知識を持っているスキルである。脳内で問いかけたことに対して脳内で返事をしてくれる。声はPCの自動音声のような感じで。つまり、「大賢者」は体内内蔵型のSiriってことだ!しかも、音声認識は間違えないし(脳内だから)、回答も完璧だ。このスライム最初から全知全能である。チート級の能力だ。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

 そんなスライムが大冒険をする。もちろんスライムはこの世界の中で最強だ!どんどんと部下を増やしていく。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

漫画版で読むべきか?

 この『転生したスライムだった件』はWEB小説である。「小説家になろう」のサイトに行けば全編読むことができる。小説版も販売されている。では、漫画版のメリットは?となるが、やはり「絵」であろう。作画家がすばらしい!ファンタジーの世界を見事に表現している。

 キャラクターもいい。女性キャラが全員可愛い。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

ゴブリンも出てくるがゴブリンすら可愛い。ゴブリンが可愛い漫画は初めてだ(笑)。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』)

 

 漫画版の最後には書き下ろし小説も載っている。原作ファンもせっかくだから漫画版を読んでみよう。

 

 最強のスライムがファンタジー世界を冒険していく。そんなちょっと変わった設定を楽しめるのがこの作品である。もう、普通のファンタジーじゃ何も感じれないという、あなたに是非オススメしたい。

 

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(出典:『転生したらスライムだった件』) 

 

 

dokusyo geek ki