11日放送の「有吉ジャポン」(TBS系)で、「ステーキけん」を運営するエムグラントフードサービス代表取締役社長・井戸実氏の提案に、企画参加者が絶句する場面があった。

番組では「成り上がりジャポン 下流社会からの脱出」を放送した。この企画では、井戸氏が年収200万円以下の企画参加者を審査し、最終的に残った者に3000万円を出資する内容となっている。

今回は第5ステージに突入し、残った志願者3名が、井戸氏に事業計画をプレゼンした。

全員がプレゼンし終わると、井戸氏は志願者のプレゼンに熱量、思いが足りないことを指摘。自分ならば資料ではなく、3000万円をムダにしないやり方の説明に重きを置くとして、全員にダメ出しした。

さらに「ちょっと酷なことをやろうかなと思ってるんだけど」と前置きし、「この計画に俺だったら金出せないなっていうプレゼンの方の名前を書いて残してください」と言い残してその場を去った。つまり、これまで一緒に企画に挑戦し、戦ってきた仲間に失格の烙印を押すよう指示されたのだ。

この提案に参加者は絶句。VTRを見ていた有吉弘行も「うわあ…」「これはまた」と声を上げていた。

ちなみに井戸氏はこの投票結果で脱落者は出さなかった。この提案の意図を聞かれると「ゆるい感じで3人仲良くし始めちゃった雰囲気が見えた」ことから、「蹴落としてまで上がってかなきゃいけないよ」というメッセージを込めたと説明した。

そして井戸氏は次のステージでは、3人が話し合って脱落者を自分たちで決めるという課題を突き付けたのだった。

【関連記事】
ステーキけん社長の井戸実氏 元暴走族の社員に400万円を横領された過去
ステーキけん社長・井戸実氏が研修でのホストの働きぶりを絶賛「100点」
ステーキけん社長の井戸実氏 店舗研修を真面目にこなす若者に「つまらない」