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 囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」を開発した英グーグル・ディープマインド社、デミス・ハサビスCEOは11日、韓国・大田市の韓国科学技術院で講演し、人工知能の未来やアルファ碁の強さの秘密について、次のように語った。

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 人工知能は、機械を賢くする。二つの方法がある。一つは事前のプログラミングとソリューションによって処理させる方法、二つ目は機械に対し、自ら学習して問題を解決できる能力を与える方法だ。

 ディープマインド社は2010年に設立し、14年にグーグルが買収した。現在、200人余の研究員が人工知能を研究している。この分野で最大の規模だ。

 汎用(はんよう)目的を持った学習機械の開発が最終目標。キーワードは「汎用」と「学習」だ。一つのシステムが多様な状況でも使えるし、加工されていない入力資料から自ら学習する。

 (開発初期の人工知能に)ゲームのスペースインベーダーをやらせても、最初はルールを知らず、すぐに敗れた。しかし、一晩ゲームをやらせた翌日、はるかにうまくなった。

 ゲームなどの試験を終えた後、我々はチェスや囲碁などの戦略ゲームに関心を持った。(1997年にチェスの世界王者を破った)「ディープブルー」以後、人工知能が破れない壁が囲碁だった。

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