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医師たちの5年間
江洋医科大学附属病院
~医師たちの恋愛事情~
江洋医科大学附属病院に赴任して早5年。僕は40歳となった今も第一外科の医師として代わらず働いている。そして、5年前赴任した時からの一目惚れであり憧れの外科医近藤千鶴は47歳となった。相変わらず、素直ではなく自らの道を歩んで突き進むタイプ。頑固で意地っ張り、でも時々見せる甘えた顔は僕だけの特権だ。結局何が言いたいかって?守田春樹36歳、近藤千鶴43歳の時に晴れて入籍したのだ。粘りに粘って千鶴を口説き幸せな夫婦生活を手に入れた。そして今結婚して4年と3ヶ月。お互い結婚する前と代わらず外科医として働いている。千鶴は外科部長になり高橋先生は准教授になった。河合先生と高橋先生は相変わらず仲が良く、病院内で揉めている事もしばし。真人君は11歳となり現在小学校5年生。仁志先生は市川先生が働いている病院の外科医として新たな人生をスタートさせた。市川先生は実家にて出産、子育てしながら仕事復帰もした。それを聞き付けた仁志先生が同じ病院で働けるよう手配し今に至る。研修医だった子達が立派な1外科医として働いていて渡辺本部長はあの一件があってから少しは僕らの声に耳を傾けてくれる様になった。この5年でうんと変わった。でも1番変わったのは…
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