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アラブ連盟 ヒズボラをテロ組織に指定3月12日 22時45分
アラブ諸国で作るアラブ連盟は、イスラム教スンニ派の大国、サウジアラビアが主導する形で、イランが支援するシーア派組織、ヒズボラを「テロ組織」に指定することを決定し、サウジアラビアはことし1月に国交を断絶したイランへの圧力を一段と強めています。
アラブ諸国で作るアラブ連盟は、11日、エジプトで外相級の会合を開きました。この中で、イスラム教スンニ派の大国、サウジアラビアが主導する形で、イランが支援するレバノンのシーア派組織、ヒズボラを「テロ組織」に指定することを賛成多数で決めました。
ヒズボラは、隣国シリアの内戦で、同じシーア派のイランとともにアサド政権を支援し戦闘を続けているのに対し、サウジアラビアは、スンニ派が主体の反政府勢力を支援し、ヒズボラ・イランとサウジアラビアはいわば「代理戦争」を続けてきました。
その後、ことし1月にサウジアラビアがシーア派の指導者の死刑を執行したことをきっかけにした対立から、サウジアラビアはイランと国交を断絶しました。
ヒズボラを巡る今回のアラブ連盟の決定で、サウジアラビアはイランへの圧力を一段と強めた形で、両国の覇権争いはシリアの和平の動きや地域のほかの紛争に影響を及ぼす懸念が出ています。
ヒズボラは、隣国シリアの内戦で、同じシーア派のイランとともにアサド政権を支援し戦闘を続けているのに対し、サウジアラビアは、スンニ派が主体の反政府勢力を支援し、ヒズボラ・イランとサウジアラビアはいわば「代理戦争」を続けてきました。
その後、ことし1月にサウジアラビアがシーア派の指導者の死刑を執行したことをきっかけにした対立から、サウジアラビアはイランと国交を断絶しました。
ヒズボラを巡る今回のアラブ連盟の決定で、サウジアラビアはイランへの圧力を一段と強めた形で、両国の覇権争いはシリアの和平の動きや地域のほかの紛争に影響を及ぼす懸念が出ています。