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 12日午後7時5分ごろ、兵庫県芦屋市内の住宅から「人を刺した」と110番通報があった。芦屋署員が駆けつけると、室内で女性が倒れており、そばにいた少年(15)が「母親を包丁で刺した」と説明。同署は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。同署は女性の身元の特定を急ぐとともに、容疑を殺人に切り替えて当時の状況や動機などを調べている。

 芦屋署によると、少年は通報直前の12日午後7時ごろ、自宅で女性の首を刃物で刺して殺害しようとした疑いがある。通報したのは少年とみられ、署員が現場に到着した際、女性は血まみれで倒れて意識がなかった。事件で使われたとみられる血がついた包丁も近くで見つかった。当時、住宅内には女性と少年の2人だけだった。

 少年は署員に「神戸市内の高校に通っている」と話しているという。現場は閑静な住宅地で、近くに住む男性は取材に対して「こんなところで事件が起きるとは……」と話していた。