寺井寿男校長の全校集会での発言が問題となっています
「子を産めない人は寄付を」 「2人以上」発言の校長
女性にとって最も大切なことは、子どもを2人以上産むこと。仕事でキャリアを積むこと以上に価値がある」などと発言した寺井寿男校長(61)が12日、朝日新聞の取材に応じ「人口が減るなかで、日本がなくならないためには女性が子どもを産むしかない。間違った発言とは思わない」と述べた。
朝日新聞が発表した記事を斜め読みするだけだと、またとんでもねぇ校長が出てきたもんだと呆れる人が多く出ても無理はない。それを読んだ私もとんでもねぇなと思ってTwitterにつぶやいた。
子供を何人産もうが、他人がどうこう言う問題ではないだろうと思う。
「男女が協力して子どもを育てるのが社会への恩返し」このあたりの思考からなんかズレてる気がする。子孫を残すことは大切だけど、世の中はもっと自由になってるよ。 https://t.co/x2vxKxYYZB
— ふなさん (@shinji_tensay) 2016年3月12日
ところがその直後、寺井校長の本心を知ることができました。
大阪市立茨田北中学校に『全校集会 朝礼講話 要旨』が掲載されています
「女性が、こどもを二人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです。子育ては、それ程価値のあることなのです。
全文をしっかり読むと、現状の問題と改善案、少子化問題の本質を寺井校長は語っているように思います。この意見には本当に賛成です。
なんだ、いい事言ってるじゃない。無料で大学行ければ良いけどね。その辺りの制度は改善すべき。子供の育成なくして国は成り立たない。 https://t.co/OckcbxuLv4
— ふなさん (@shinji_tensay) 2016年3月12日
勉強したくても頭が良くても。経済的な理由で進学をあきらめる子供もいます。奨学金を借りるにしても、返済が大変です。せめてほぼ無利子であるならば、子供は自分の責任で進学できますが、現状はかなりの利子が付きます。だから進学を諦めてしまう子供もいるのではないでしょうか?
夫婦が子供を二人産む
↓
無料で国立大学に入学できる
じゃあ一人はダメなの?( こういう意見絶対出る T_T )
っていう悲痛の声は置いといて、こんな夢のようなこと、政府はがんばって実現して欲しいですね。『夢』のような発言であっただけに、そこは問題となったのかも知れません。でもよく聞いてみると、いい話ではないですか?
『子供を産んで未来ある日本を築いて欲しい』というのが、校長先生が本当に伝えたかったことではないでしょうか?
校長先生が言ったことは、実現するには難しい問題があると思いますが、朝礼で話す内容としてはいいんじゃないかって思います。
朝日新聞の記事の書き方がおかしいんじゃない?
故意に悪く書いているように読めるなぁ。
叩くネタが欲しかったんじゃないの?
『保育園落ちた』問題でもせっかく国会で取り上げられたのに、安倍首相は大変残念な発言をされてました。
匿名である以上、実際に本当であるかどうかを、私は確かめようがない
国会がこんな無責任でどうするんでしょうか。
子供の育成なくして国は成り立ちません。
有望な子供に学ばせることができなくなったら、経済的に進学させることが難しい状態が続いてしまえば、次の世代はすっぽり空いてしまうことになります。
ちょうどいいタイミングで経沢香保子さんのKindle本を読みました
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まとめ
校長先生の話、ちゃんと読んだら案外いい話だった。
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