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「春になると変態が増える」は本当?調査で分かった出没条件

2016年3月11日(金)11時30分配信 しらべぇ

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?iStock.com/RapidEye

3月の陽気は、人々を明るくさせる。いよいよ冬が終わるのだ。

だが、春到来は様々な問題をもたらす。ひとつは花粉。この時期ばかりはマスクを手放せないという人も多いはずだ。そしてもうひとつ、「気候が暖かくなると変態が出没する」というのがある。春先の時期には変質者が現れやすい、ということは昔から言われている。

しかし、それは真実なのだろうか?

■「実際に見た」は少数派

しらべぇ編集部が、全国の男女1348名に「春先の季節に変態を見たことがあるか?」と質問したところ...

実際に変態を見たという人はわずか12.8%。割合としては非常に少ない。この調査結果を鑑みると、「気候が暖かくなると変態が出る」というのはただの思い込みだった可能性が高い。

■「露出」より「声かけ」のほうが多い

そもそも、なぜ「気温が高くなる」ことが「変態多発」につながるのか? その理由は「女性が薄着になるから」、「冬の間は全裸になれないから」等言われているが、それならば暖房のある公共室内での変態行為が頻発してもいいはずだ。

警視庁のホームページで公開されている『管内不審者情報』を見ても、「児童を自宅に誘おうとした」という情報が一番多く、「公衆の門前で脱いだ」というものはごく数件に留まっている。

また、全国の警察が3月に「変態注意月間」のような呼びかけを行っているという話も聞かない。

■イベントで羽目を外す民族

日本の場合、変質者が増えるきっかけは「気候」ではなく「イベント」ではないかという見方もある。たとえばハロウィンは今や日本でも盛大なイベントになっているが、仮装した人でごった返す10月31日の渋谷では、痴漢行為での逮捕者が相次いだ。

正月や花火大会の際にも、女性に対してわいせつな行為をし御用になったという男のニュースをよく聞く。

日本人は儀式好きで、しかも酒癖があまりいいとは言えない民族だ。この辺りのことは16世紀の宣教師ルイス・フロイスも指摘しているが、ともかく我々日本人は「特別な日に羽目を外す」ということを習慣にしている。

これから花見の季節を迎えるが、くれぐれも羽目は外し過ぎないようにしよう。「暖かくなるとああいう変態が......」と言われてしまったら、赤面では済まされない。

(文/しらべぇ編集部・澤田真一)

【調査概要】?方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日〜2016年2月22日?
対象:全国20代〜60代の男女1340名

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