NNNドキュメント「THE 放射能 科学は放射線の影響にどこまで迫れるのか?」
2016年3月13日(日) 24時55分~25時50分 の放送内容
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番組詳細説明(表題)
THE放射能
人間Vs.放射線 科学はどこまで迫れるか?
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
福島第一原発事故は、推定90万テラベクレルという膨大な放射能を放出した。セシウム、ストロンチウムをはじめ、聞いた事もないテルルといった多様な核種が大地を汚染した。人も動物も昆虫も植物もその中で生きていかねばならない。
「放射能」は、人や生態系にどんな影響を与えるのか。100ミリシーベルト以下=低線量被ばくの健康への影響はあるのかないのか?科学者の間でも意見が真っ二つに分かれるのはなぜか?最先端の研究と映像で迫る。
【内容】
2011年3月11日に起きた東電福島第一原発事故は、推定90万テラベクレルという膨大な放射能を環境に放出しました。希ガスは大気中に拡散し、半減期の短いヨウ素131などはすでに消えました。しかし半減期の長いセシウム、ストロンチウムをはじめ、聞いた事もないテルルといった多様な核種が日本の大地を汚染しました。人も動物も、昆虫も、植物も、汚染の中で生きていく事を余儀なくされています。
今年2016年は福島第一原発事故から5年、チェルノブイリ原発事故から30年の節目となることから、環境に放出された「放射能」が、人間や生態にどのような影響を与えるのか、最先端で研究を続ける専門家への取材をもとに映像で迫りたい。
〈企画・取材・レポート〉
倉澤治雄(科学ジャーナリスト・元日本テレビ解説主幹)
放射線の影響で最も気になるのが、長期にわたる低線量の被爆です。低線量被爆をめぐっては、「100ミリシーベルト以下では影響ない」「まだ分かっていない」「影響は確認できない」など、誤った言説が一人歩きし、政策もこれら言説に沿って避難区域への強引な帰還を行おうとしています。番組では意見の分かれる科学者たちの両サイドを取材し、放射線影響評価の真実に迫ります。
人間に対する影響で最も心配されるのが、子供に現れる小児甲状腺がんです。福島県が行っている「県民健康調査」の結果については、福島県立医大で調査の中心となった鈴木教授を取材。氏は染色体に現れる異常の特徴からチェルノブイリにみられた小児甲状腺がんとは違うし、今後福島でがんは発生してこないと主張しています。
一方、東大・児玉教授は遺伝子マーカーの分析を通じて、福島の子供の甲状腺がんは放射線由来だ、と主張します。また正確な統計手法に基づく岡山大・津田教授の客観的な分析によれば、福島で今後がんの多発が懸念されると主張します。これら見解の異なる科学者の主張を通じて、放射線の影響評価がいかに困難で、私たちにわかりにくくなっているか、解き明かします。
そもそも放射線は細胞レベル、遺伝子レベルでどんな影響を与えるのか、科学は放射線の影響をどこまで突き止めることが出来るのか、取材により明らかにしていきます。
また番組では事故から5年目となる現在、汚染が福島第一原発からどのように広がっているのか再度確認し、放射線が人や動物、植物、環境にどのような変化をもたらしつつあるのか検証します。放射線の影響とは未だ特定はできませんが、事故後の調査で観測されている「モミの木の異常」(放医研)や「ヤマトシジミの異常」(琉球大)、「ワタムシの異常」(北大)牛、猿などの研究を伝えていきます。
また放射線治療の現場、放射線による品種改良、害獣駆除、細胞レベル・遺伝子レベルの研究現場などを取材し、現在の科学が知り得る放射能の最先端、並びに限界を伝えます。
福島第一原発が爆発して5年、この先5年、10年、20年、放出された放射能が、人間や環境にどのような影響を与えるのか、また次の世代の子供たちのために、私たちは何をすべきなのか、原発の賛否を超えて、正面から見つめたいと考えています。
福島の原発事故でセシウムやストロンチウム、聞いた事もないテルルなどの核種が大地を汚染した。放射能は人や生物にどんな影響を与えるのか。最先端の研究と映像で迫る。
出演者
- ナレーター
- nona
番組内容
福島第一原発事故は、推定90万テラベクレルという膨大な放射能を放出した。セシウム、ストロンチウムをはじめ、聞いた事もないテルルといった多様な核種が大地を汚染した。人も動物も昆虫も植物もその中で生きていかねばならない。「放射能」は人や生態にどんな影響を与えるのか。100ミリ以下=低線量被ばくの健康への影響はあるのかないのか?科学者の間でも意見が真っ二つに分かれるのはなぜか?最先端の研究と映像で迫る。
制作
日本テレビ
その他
- 属性情報?
-
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部サイト)