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知っておきたいからだのこと


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子どもを作るために必要なのは、女性の機能だけではありません。男性の生殖器もキチンとしていなければいけないのです。でも、どういうわけかそのことは忘れがち(当の男性も)。というのも、男性の体は女性に比べると、しくみが単純だから…と思われているせいかもしれません。
確かに、内側に秘められているような女性の生殖器と違い、外に出っ張っている男性の生殖器は、見た目はとてもシンプル。でも、その中身については意外に知らない人が多いはず。プレマタニティたるもの、男性の体についても、やはり基礎知識くらいは身につけておきましょう。
では、まず生殖にかかわる男性の主な器官についてみてみましょう。



陰茎
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いわゆるペニスです。真ん中には尿と精液の通り道である「尿道」が通っています。
尿と精液は違う管を通って出てくると思っていた、なんていう人もいるかもしれませんが、道は1本です。お間違いなきよう。
この尿道は、海綿体で覆われており、この海綿体に血液が送り込まれると、勃起するしくみになっています。

精巣(睾丸)
精巣の中では、毎日何千万個もの精子が作り出されています。また、男性ホルモンであるテストステロンが分泌される場所でもあります。つまり、女性の生殖器で言えば卵巣的な存在です。

精巣上体(副睾丸)
精巣の上にかぶさっている管状の組織。その先は精管につながっています。
精巣で作りだされた精子は、10〜20日ほどこの副睾丸の中で過ごし、受精能力と動き回る能力を身につけて精管へと向かっていくのです。

精管
精巣上体(副睾丸)から尿道までをつなぐ管。

陰嚢
精巣(睾丸)や精巣上体(副睾丸)、それから精管の一部がおさめられている袋が、陰嚢です。
ご存知の通り、陰嚢の表面はシワシワです。実は、このシワにはとても深い意味があります。まず、熱にめっぽう弱い精子を、体温より少し低めの状態に保つ働き。シワを伸ばしてだらりとさせておくことで、体温が伝わりにくくするのです。なお、陰嚢の表面には汗腺もたくさんあって、熱が放出されるようなしくみになっています。逆に、冷えすぎたときにはシワが収縮して精巣を引き上げ、体に密着させ、体温で精子を温めます。 また、いわゆる「キンタマが縮む思い」をしたときにも、シワが収縮して、急な衝撃などから守ろうとします。なかなかよくできたフクロなのです。

精嚢
精管から精子が精嚢に到着したとき、精嚢の筋肉が激しく収縮して、精漿という液を分泌します。この精漿には射精時の精子の運動を活発にする働きがあります。

前立腺
前立腺は、精子が飛び出していく最終コースといえる場所。膀胱の下にあり、尿道を囲むようにして存在しています。射精時、精嚢と同じように精漿という液を分泌します。


このように、男性の生殖器は、ずいぶんと多くの器官から成り立っています。でも、すべての器官は、排尿を別とすれば、ひたすら精子を作って送りだすという機能のためのもの。精子と、精子を造りだす精巣を守るために、精巣上体(副睾丸)、精管、精嚢、前立腺があり、その精子をうまく子宮内に送るために陰茎がある、と考えれば、やはり女性よりはかなりシンプルにできている…といえるかもしれません。

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