残業・サービス残業・休日出勤が少ないのは大企業と中小企業のどちらか

9時5時という言葉がありますが、一日の労働時間は8時間ということが労働基準法で決まっています。 会社によって決められた労働時間を超えて働くのが残業、残業しながらも申告をせず、残業代をもらわないのがサービス残業、休日を返上して働くのが休日出勤です。 どんな仕事でも忙しい時期というものはあるもので、残業も休日出勤もありえます。 では、大企業と中小企業ではどちらが残業・サービス残業・休日出勤が少ないのでしょうか。

会社の存続がかかった中小企業では、必要があれば働くしかない

中小企業は大企業の系列であったり、競合に対して優位性のある特殊な製品を持っているなどといった、業績を安定させる何かがない場合、事業や経営基盤が安定していません。 中小企業にとっては、会社を存続させて、少しでも事業を成長させることが大切です。 社員はそのために雇用されていて、そのために働くのが前提です。 人員も豊富とは言えない中、会社の存続をかけてあれこれと働かなくてはいけません。

その前提に立つと、残業でも休日出勤でもしなければいけない場合があるでしょう。 ただ、残業代をきちんと出すかどうかは、会社の方針です。 残業代は人件費になりますが、出すのが普通ですからね。

大企業ではプレッシャーで社員が残業や休日出勤をしてしまう

大企業の場合、よっぽど業績が悪い会社でなければ、会社の存続をかけているわけではありません。 いわゆる昔からの大企業の場合、盤石の基盤があり、あくせく働かなくとも会社は安泰です。 もちろん会社によるのですが、大企業ともなると社員を働かせるためのマネジメントが出来上がったりしています。

社員が働くのは、簡単に言うとモチベーションとプレッシャーです。いわゆるアメとムチです。 社長が部長に、部長が課長に、課長が主任・リーダーに、主任・リーダーが平社員に、それぞれ働きかけるのです。 仕事ができたら褒め、仕事ができなければ叱責します。

何よりも強力なのは、同じ部署内での同僚同士でお互いにかけるプレッシャーです。 部署全体に掲げている目標金額を全員で分担している形になりますので、誰かががんばれなければ、他の誰かにその分の仕事がのしかかるわけです。 そういったある種の運命共同体にいる社員は、互いの仕事を評価しあう関係にあり、競争意識や迷惑をかけないなどの様々な意思が関係して、社員を仕事に向かわせるのです。 残業になろうが、それがサービス残業になろうが、休日出勤だろうが、社員が自主的に行ってしまいます。 大企業は人が多い分、それが一つの社会のような様相になり、企業の中での存在をかけて残業や休日出勤をしてしまうわけです。

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