【被災地の2011と今】(4)日活パールシネマ、看板も上映も健在

2016年3月11日12時18分  スポーツ報知
  • 2011年の日活パールシネマ(上)2016年

 スポーツ報知では「被災地の2011と今」と題し、震災当時、東北支局長だった関口俊明カメラマン(52)が、震災直後に撮影した各被災現場を再訪し、5年後を定点観測した写真を連載します。

 震災発生直後、津波で流れ込んだ車やがれきで身動きが取れなくなった宮城・石巻駅近くの商店街の一角。閉店や建物の取り壊しが相次ぐ中、県内で唯一残る成人映画館「石巻日活パールシネマ」は5年後の今も残っていた。津波で2つのスクリーンが水没したものの、約3か月で復活。現在も毎週土曜にはオールナイト上映が行われる。表通りから映画館に続く道には多くのポスターが張られ、「日活パール」の古びた看板もそのまま残されていた。

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