どこに行っても、友達や恋人と一緒に楽しそうにしている人、家族と楽しそうにしている人ばかり。
一人で行っても楽しくない。まともな高校生は友達と青春を謳歌したり、恋人とセックスしたりセックスしたりデートしたりセックスしているのだろう。アトピーゾンビは家で苦しみに耐えるだけ。どこに行っても孤独。何も楽しくない。何をやってもアトピーゾンビウイルスが邪魔をする。
日本は恵まれた人達ばかり。羨望や嫉妬や憎悪で脳内が超エキサイティングする。苦しい。羨ましい。ずるい。つらい。なんでアトピーゾンビなんだ。アトピーゾンビじゃなければ。これさえなければマシな人生だった。
やり直したい人は、いい思い出があったり、人生が順調だったことがあるのだろう。アトピーゾンビにはない。ウイルスの痒み痛み醜悪顔偏見嘲笑に耐えるだけ。
休日は、よりネガティブ思考が強まる。空白の時間。空白の人生。空白の青春。空白の休日。何もない。何も起こらない。世界の主人公なら、急にとんでもない事に巻き込まれ、それを解決し、成長する。アトピーゾンビは何も起きないから成長しない。世界の主人公ではない。少年bですらない。木ですらない。シナリオに載っていない。居ると認識すらされない存在。それがアトピーゾンビ。何をしてもうまく行かない。
痛みと痒みに耐え、醜悪顔を鏡で確認する毎日。無為で無意味で無駄な人生を送ってきたし、これからも無駄な毎日を送るのだろう。