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デジタル技術活用で被災地の当時の状況学ぶ3月12日 13時00分
東日本大震災の記憶を風化させないようにと、今の風景に津波被害の状況などを重ねて映すメガネ型の端末を使って、被災地をまわる催しが仙台市で行われました。
この催しは東日本大震災の発生から6年目に入るなか、震災の記憶を次の世代などにつないでいこうと東北大学やIT企業などが開き、地元の高校生や岩手県の職員など20人ほどが参加しました。
参加者は仙台市若林区の荒浜小学校を訪れ、校舎の2階まで津波が押し寄せた当時の被害の状況などを学びました。催しで使われたのは「AR=拡張現実」と呼ばれるデジタル技術を使ったメガネ型の端末で、この端末を通じて校舎を見ると、震災直後に撮影された写真を元に校舎の周りにがれきなどが散乱している様子が映し出されるほか、当時押し寄せた津波の高さなども知ることができます。
参加した岩手県の男性は「震災をどう伝えていくかを考える参考のためにきました。こういう技術を利用すれば、あの時の大変さが伝わるのではないか」と話していました。
催しを企画したプランナーの佐藤慧さんは「まちの様子が変わって、当時の様子を伝えるのが難しくなっているので、技術をどう利用できるか考えていきたいです」と話していました。
参加者は仙台市若林区の荒浜小学校を訪れ、校舎の2階まで津波が押し寄せた当時の被害の状況などを学びました。催しで使われたのは「AR=拡張現実」と呼ばれるデジタル技術を使ったメガネ型の端末で、この端末を通じて校舎を見ると、震災直後に撮影された写真を元に校舎の周りにがれきなどが散乱している様子が映し出されるほか、当時押し寄せた津波の高さなども知ることができます。
参加した岩手県の男性は「震災をどう伝えていくかを考える参考のためにきました。こういう技術を利用すれば、あの時の大変さが伝わるのではないか」と話していました。
催しを企画したプランナーの佐藤慧さんは「まちの様子が変わって、当時の様子を伝えるのが難しくなっているので、技術をどう利用できるか考えていきたいです」と話していました。