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台湾 震災犠牲者を追悼 感謝を伝える式典
3月12日 1時32分

東日本大震災から5年の11日、台湾で犠牲者を追悼するとともに、被災地に多額の義援金を送った台湾の人たちに感謝の気持ちを伝える式典が行われ、被災地から寄せられたメッセージなどが紹介されました。
この式典は台湾の日本人会などが開いたもので、会場となった台北市内のホテルでは、現地に住む日本人や台湾当局の関係者など、およそ100人が出席し、全員で黙とうして犠牲者を追悼しました。
東日本大震災のあと、台湾では、馬英九総統がテレビの特別番組に出演して募金を呼びかけるなどして、およそ200億円の義援金が被災地に送られました。式典では、台湾からの義援金などによって去年12月に再建された宮城県南三陸町の公立病院の職員などが寄せたビデオメッセージが上映され、支援の成果や復興の現状が紹介されました。
一方、台湾の外交部は、馬総統が台湾の南部で117人が死亡した先月の地震被害に対して日本から寄せられたお見舞いなどに感謝する書簡を安倍総理大臣宛てに送ったことを明らかにしました。馬総統は、この書簡の中で、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、台湾が続けている日本産食品の輸入規制の問題にも触れ、台湾の人たちの食の安全を確保することを前提に規制の部分的な解除に向けてさらに取り組む姿勢を示したということです。

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