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犠牲者と同数の土人形で供養 宮城・山元町3月12日 8時58分
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東日本大震災で被害を受けた宮城県山元町では、犠牲者と同じ数の土人形を並べてそれぞれの死を悼みました。
津波で被害を受けた山元町の花釜地区にあるJR山下駅の跡地には11日、祭壇が設けられ、町内で犠牲になった674人を慰霊しようと、地蔵をかたどったおよそ680体の土人形が並べられました。
土人形は、被災した地元の女性がおよそ3か月前から仲間と一緒に手作りしたものです。粘土を素焼きした10センチほどの大きさで、いずれも手を合わせてほほえんでいます。会場には、土人形とともに竹で作った灯籠なども並べられ、集まった人が火をともしたあと犠牲者に祈りをささげました。
人形作りに参加した山元町の女性は「私の近所では8人が亡くなりました。中には幼い子どももいたので、それぞれの人のことを思いながら人形を作って供養しました」と話していました。
企画した女性は「多くの人に参加していただき、犠牲者の霊を慰めることができました。今後も機会があれば活動を続けていきたい」と話していました。
土人形は、被災した地元の女性がおよそ3か月前から仲間と一緒に手作りしたものです。粘土を素焼きした10センチほどの大きさで、いずれも手を合わせてほほえんでいます。会場には、土人形とともに竹で作った灯籠なども並べられ、集まった人が火をともしたあと犠牲者に祈りをささげました。
人形作りに参加した山元町の女性は「私の近所では8人が亡くなりました。中には幼い子どももいたので、それぞれの人のことを思いながら人形を作って供養しました」と話していました。
企画した女性は「多くの人に参加していただき、犠牲者の霊を慰めることができました。今後も機会があれば活動を続けていきたい」と話していました。