保育士給与の2%以上引き上げなど政府が検討開始
政府は11日、待機児童解消に向け、保育士の給与を少なくとも2%引き上げることや、子どもが近隣自治体の保育園に通いやすくする制度の促進など、追加対策の検討を始めた。「保育園落ちた日本死ね」とつづった匿名ブログをきっかけにした安倍政権への批判をかわす狙いだ。
保育士の月給は約22万円で全職種平均より約11万円低く、人材が定着しない原因になっている。政府は保育士や幼稚園教諭の給与を5%引き上げる方針で、15年度から消費税増収分を活用して平均3%の引き上げを実施、残る2%分を早急に引き上げることを検討する。1人当たり平均月額4000〜5000円に相当する。(共同)