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関西電力 5月からの値下げ見送ると発表 原発停止受け3月11日 18時15分
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関西電力は、福井県にある高浜原子力発電所の3号機の運転を10日、停止したことを受けて、ことし5月に予定していた電気料金の値下げを見送ると正式に発表しました。
関西電力は先月、火力発電に比べて発電コストの低い原発を再稼働させることで財務状況を改善できるとして、ことし5月から電気料金を値下げする方針を表明していました。
しかし、大津地方裁判所が高浜原発の運転停止を命じる仮処分を決定したことを受けて、関西電力は10日、3号機の運転を停止するとともに5月からの電気料金の値下げは困難になったという認識を示していました。
これについて関西電力は、11日、記者会見し、岩根茂樹副社長が「やむを得ず、電気料金の値下げを見送る。お客様には心からおわび申し上げます」と述べ、値下げを見送ると正式に発表しました。
そのうえで、岩根副社長は、来月から始まる家庭向け電力の小売りの自由化について「関西で多数の新規事業者が進出し、非常に厳しい競争になる。関西の地場の会社として他社にないサービスで対抗したい」と述べました。
関西電力の管内では、新規参入する大阪ガスに電気の契約を申し込んだ件数が先月までにおよそ6万件に達するなど、割安な料金を打ち出す新規事業者に契約を切り替える動きが広がっており、関西電力は一段と厳しい競争を迫られそうです。
しかし、大津地方裁判所が高浜原発の運転停止を命じる仮処分を決定したことを受けて、関西電力は10日、3号機の運転を停止するとともに5月からの電気料金の値下げは困難になったという認識を示していました。
これについて関西電力は、11日、記者会見し、岩根茂樹副社長が「やむを得ず、電気料金の値下げを見送る。お客様には心からおわび申し上げます」と述べ、値下げを見送ると正式に発表しました。
そのうえで、岩根副社長は、来月から始まる家庭向け電力の小売りの自由化について「関西で多数の新規事業者が進出し、非常に厳しい競争になる。関西の地場の会社として他社にないサービスで対抗したい」と述べました。
関西電力の管内では、新規参入する大阪ガスに電気の契約を申し込んだ件数が先月までにおよそ6万件に達するなど、割安な料金を打ち出す新規事業者に契約を切り替える動きが広がっており、関西電力は一段と厳しい競争を迫られそうです。
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