メルボルンの主要駅のひとつメルボルンセントラル駅。
そこには小さな図書館がある。
三階にあるその空間はとてもおしゃれでカフェや雑貨屋のような、そんな雰囲気だ。
少しの空間に本棚があってそこに本が並べられている。
でも普通の図書館とはすこし違う。
違うのは本を借りるしくみ
一般的な図書館は、会員カードを作って、本を借りてその本を1週間ないし2週間以内に返すというしくみだろう。 だがこの小さな図書館はちがう。 ここにこの小さな図書館のしくみが書いてある。
日本語にすると、「本を借りたら、返すかほかの本を持ってきてね」みたいな。
つまり、ここにある本は勝手に持って行っていいのだ。 読み終わったら借りた本を返すか、家にあるすでに読んだ本を持ってくればいい。
このGive&Takeの精神こそ日本人に足りないものじゃないのかな、なんて最近思ったりもする。それはまたいつかのブログに書くとして、話を進める。
めっちゃ素敵なシステムじゃない?
読みたい本があれば勝手に持って帰っていい。会員カードは必要ないし、本を返す期日も決まっていない。 さらに返す本さえも決まっていない。笑
この小さな図書館は利用者の誠実心によって成り立っているのだ
ミニマリストに最適
ぼくはミニマリスト(最小限のモノで暮らすひとのこと)を目指している。
読みたい本があれば、まず図書館で探す。なかったり予約が埋まっていたりしたときは電子書籍があるかを調べる。もしあれば電子書籍版を購入してよむ。
でも電子書籍版がなかったときは書店で購入するしかない。 何度も読み返したい本に出会ったときはいいのだけどほとんどの場合2度目は来ない。
本をそのまま燃えるゴミとして捨てるのは少し罪悪感があるし、だからといって1冊の本を売りに古本屋にいくのも手間がかかる。どうせ1冊20円くらいでしか売れないだろうし。
もしこの小さな図書館があれば買いたい本があるときその本を買って読み終わったら小さな本にいく。そして読んでみたい本と、買った本を交換する。 こうすれば本を増やすことなく、また新たな1冊を手に入れることができるし、 さらに自分では買わないようなジャンルの本に挑戦できる機会になるかもしれない。
もし日本にあったら
ぼくはこういう図書館を見つけたのは初めてだけどもしかしたらぼくが知らないだけでそこら中にあるのかもしれない。もし知っているひとは教えてほしい。
もし日本にあれば、自分の好きな本をその小さな図書館に返却したい。
ぼくはミニマリストと同時に趣味として読書をしている。 本を読む量はそんなに多くないけどそれでも読書がぼくの一部を作っていると思っているし本が好きだ。
本が好きなひとにはわかってもらえると思うのだけど自分の好きな本をだれかに教えるのはすごく恥ずかしい。でも知ってほしい。伝えたい。(なんか思春期の恋心みたい。笑)
そんな本をこの小さな図書館に返却するとだれかがそれを手に取ってくれる。読んでくれる。 たぶん毎日のようにその本が借りられたのか見に行ってしまう気がする。笑
最後に
ぼくも本を借りてみた
時間がなかったので英語で書かれていて、薄くて、面白そうな本を適当に選んだw
そしてこの本を借りた。
まだ1ページも読んでいないので内容は全く分からないw
(ゴルフの本なのもいま知った笑)
ちなみに日本の本も少しあった
日本にもこんな図書館を作ってほしい。
借りた本を返すか、日本から持ってきた本を返すか、迷っている。