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【プロ野球】

ショックは続く? 巨人ドラ1・桜井が6失点

2016年3月11日 紙面から

ソフトバンク−巨人 1回裏1死一塁、柳田(左)から左越えに先制2ランを浴びた巨人・桜井=ヤフオクドームで(武藤健一撮影)

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◇ソフトバンク6−0巨人

 ソフトバンクは正二塁手を狙う本多が3打数3安打。柳田が1回にオープン戦3号2ランを放った。5年連続開幕投手の摂津が制球に苦しみながらも5イニング無失点。巨人は新人の桜井が4イニングで10安打6失点を喫し、打線が逸機を繰り返した。

 G先発陣が早くも崩壊危機だ。タカに襲われ、桜が無残に散った。巨人の先発ローテ候補、ドラフト1位の桜井(立命大)が日本一打線を相手に実戦ワーストの10安打6失点。柳田にプロ初被弾するなど炎上し、予定の6イニングどころか4イニングで降板した。

 「立ち上がりからズルズルいってしまった。変化球のコントロールが悪く、打者と勝負できなかった」。制球が乱れ、ストライクは甘く入る。ギータ弾に「一発の怖さ」を学び、失投を仕留め続けるタカ打線には「甘いところは絶対に逃してくれない」とプロの厳しさを思い知った。

 『異変』は初回先頭の福田の場面からあった。初体験のマウンドを気にするしぐさ。「固いなと感じた」。足元が気になり、腕を振れない。3回には8球連続ボール。適応できないまま球数は増えていった。

 8日に高木京の野球賭博関与が発覚。現場は平静を取り戻したように映るが、深刻な事態も浮上している。先発ローテの駒不足だ。昨季13勝のマイコラスが右肩痛を訴えて開幕絶望。元エースの内海も復活には遠い。

 計算できる先発は菅野1人と言っていい。それだけに、高橋監督も桜井への期待を捨てることはできない。「1年間、1軍で先発するのなら、悪いときにどういう投球をできるかが大事」。開幕まで2週間。桜井自身も「同じことをやってはいけない」と立て直しを誓った。 (井上学)

 

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