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【プロ野球】

高木京の野球賭博問題 巨人がコミッショナーに告発

2016年3月11日 紙面から

 巨人は10日、高木京介投手(26)が野球協約180条で禁止する賭博行為を行っていたとして、高木京を熊崎勝彦コミッショナー(74)に告発した。これを受け、NPBの調査委員会が調査を開始。調査を委嘱した熊崎コミッショナーは「有害行為等の不正を徹底的にあぶり出すという覚悟を持って調査に臨みたい」と強く意気込んだ。

 調査委は常設で、弁護士の大鶴基成委員長(61)、公認会計士の加藤善孝委員(56)、弁護士の吉田和彦委員(52)の3人で構成。さらに外部の弁護士らも加わり、調査に当たる。昨年10月に巨人3投手の野球賭博を調査した際に委員だった元ヤクルトの宮本慎也さん(45)は1月下旬に2年の任期を満了し、吉田委員と代わった。

 熊崎コミッショナーは高木京の調査が「現時点では、そんなに長くかからないだろう」との見通しを示したうえで、「この際しっかりと全容を解明することが大切。ある程度の期間を要するだろう」と調査の長期化も辞さない考えを明かした。

 さらに「前回(調査)と同じく、確度の高い信用のおける情報であれば、迅速かつ的確に調査委員会が対応します」と一般からも情報を募集。高木京と野球賭博をした飲食店経営者、笠原元投手に対しては「真相や全容を解明するためにも、ぜひ事情聴取に応じていただきたい」と協力を呼び掛けた。 (小林孝一郎)

 

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