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【栃木女児殺害公判】「言うまで寝かさない」「ごめんなさい50回言え」

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【栃木女児殺害公判】
「言うまで寝かさない」「ごめんなさい50回言え」

 平成17年に起きた栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で、殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判第9回公判が11日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)で開かれた。被告人質問で勝又被告は、警察官から吉田有希ちゃん=当時(7)=の殺害を認めるように追及され、精神的に追い詰められて供述したと証言した。

 被告人質問で勝又被告は、商標法違反事件で勾留中だった26年2月19日、警察官に「有希ちゃんを殺しましたと言うまで寝かせないぞ」と言われ、「最後の最後で言った。言わないと解放してもらえないと思った」と述べた。別の日には「殺してごめんなさいと50回言わないと晩飯抜きだ」と迫られ、30回ぐらいで全身がけいれんし中断。約1時間後に再開したという。

 この日も10日に続き、取り調べの録音・録画を再生。殺害は直接認めていないが、同年3月2日の取り調べでは「(殺害で返り血を浴び)洗う必要があったんじゃないか」と問われ、「公衆トイレに寄った」と答えた。同28日には、有希ちゃんに性的ないたずらをしたことを明かした。

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