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原子力規制庁 規制基準を今見直す必要ない3月11日 20時44分
原子力発電所の新しい規制基準に適合しているとして、ことし再稼働した福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、裁判所が運転停止を命じる仮処分を決定したことに関連し、原子力規制庁は今、規制基準を見直す必要はなく新しい知見が得られれば反映していくとしています。
9日大津地方裁判所は高浜原発3号機と4号機の運転停止を命じる仮処分の決定の中で、原子力規制委員会などに対し、「福島第一原発事故の原因究明は今なお道半ばの状態で、この点に注意を払わないのであれば、新しい規制基準に向かう姿勢に非常に不安を覚えるものと言わざるをえない」と指摘しました。
これについて原子力規制庁の松浦克巳総務課長は会見で、「当事者ではないので決定について述べるものではない」と述べました。そのうえで、「一般論で言うと新たな規制基準はしっかり作られていて、そのための原発事故からの知見は十分得られており、重大事故の対策も十分取られていると考えている。今後も新たな知見が得られれば基準に反映していく」として、今、規制基準を見直す必要はなく、新しい知見が得られれば反映していく考えを示しました。
これについて原子力規制庁の松浦克巳総務課長は会見で、「当事者ではないので決定について述べるものではない」と述べました。そのうえで、「一般論で言うと新たな規制基準はしっかり作られていて、そのための原発事故からの知見は十分得られており、重大事故の対策も十分取られていると考えている。今後も新たな知見が得られれば基準に反映していく」として、今、規制基準を見直す必要はなく、新しい知見が得られれば反映していく考えを示しました。