【3月11日 AFP】香港(Hong Kong)は9日、国連安全保障理事会(UN Security Council)が北朝鮮に新たな制裁を科したことを受け、香港に入港しようとした北朝鮮の貨物船が香港の海域に入ることを拒否した。香港政府報道官が10日明らかにした。

 香港政府報道官は電子メールでAFPに送った声明の中で「この船舶は9日、香港の水域に入ることを拒否された。この船舶が国連安保理決議の付属文書に記載されていたためだ」と述べ、「中国の一部である香港には、国連安保理が定めた制裁措置を履行する責任がある」と説明した。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースは匿名の情報筋の話として、同船は「燃料と乗組員用の物資補給」のため寄港しようとしたが、拒否されたため国際水域に戻ったと報じた。この報道によると同船は安保理の制裁対象となっている北朝鮮の海運業者オーシャン・マリタイム・マネジメント(OMM)が運航する31隻のうちの一隻。

 通算4度目となる核実験とロケット打ち上げを強行した北朝鮮に対し、国連安保理は先週、これまでで最も厳しい制裁決議案の採決を行い、北朝鮮の唯一の同盟国である中国を含む15の理事国の賛成で可決された。

 この決議は、北朝鮮に出入りする全貨物の検査や貿易の制限、北朝鮮向けの違法品目の積載が疑われる船舶の出港禁止といった前例のない措置の履行を各国に義務付けている。(c)AFP