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を読んで驚きました・・・
newgraduates-antenna.hatenablog.com
稼ぐ目的ではなく純粋に心から就活生のことを想い、
運営していた個人ブログ。
実体験に基づく内容は、
不安だらけの就活生の心の支えとなったと思います。
そんな素晴らしい個人ブログが、
勤務先企業の所有物となる事態が起こるなんて
信じられません。
じゃあサラリーマンがほっと一息つくために
運営している個人ブログも、極端な話、
会社の所有物になり得るってこと?
ブログの著作権って一体どうなってるの?
ブログの著作権について
あなたの運営している個人ブログが、
明日から会社のものだと主張されたとしたら、
どう思いますか?
あ、ブログに広告が貼られている場合は別ですよ。
副業禁止の企業もまだまだ多いですから。
今回のブログのように
・商用目的ではない
・会社の情報漏洩はしていない
という場合です。
ブログの著作権について調べてみました。
今回のブログのケースに当てはまるものを
簡単にまとめてみますね。
ブログで使用される主な著作物は、
文章、音楽、画像、動画の4つ。
著作物は作成された段階で、
著作権が発生するのが大きな特徴。
ということは就活ブログを作成した段階で、
ブログの著者に著作権があるということです。
著作権は特に届け出も必要なく、
著作者の権利を守る目的のものってことは、
会社が著作権侵害してるんじゃないの?
また、著作権は大きく以下の2つの権利に分けて考えることができる。
・著作者人格権(譲渡不可能:氏名表示権、同一性保持権など)
・氏名表示権(著者名の表示・非表示、表示する氏名の指定などの権利)
・同一性保持権(内容の変更には著作者の了承を必要とする権利)
・著作財産権(譲渡可能:著作物を利用し金銭的利益を得る権利)
著作権は基本的には譲渡不可能なもの。
仮に他の人に譲って内容が改ざんされたり、
原稿の執筆者の名前が他の人に変更された場合・・・
著作財産権自体は譲渡しても、
原作者は改ざんを認めない権利を持っていて、
それが「著作者人格権」なのだそうです。
ということは・・・
いくら原作者本人立ち会いで検証したと言ったって、
原作者本人が不本意だと思っているにも関わらず、
会社側が記事を削除するのって
「著作者人格権」違反なんじゃないの?
著作物の利用には、商業目的であるか否かに関係なく、著作財産権を有するものの許諾が必要だ。
会社がブログは会社のものだと、
一方的に主張して強引に納得させられてるんだから、
許諾してないじゃん!
パワハラだよね?
わざわざ有能な若手社員を潰すような行為をして、
辞めると申し出たら手のひら返して
編集長?事業部長?
お話になりませんな・・・(-_-;)
私には会社側に非があるとしか思えませんが、
あなたはどう思いますか?
会社側の対応の愚かさ
会社側はブログの著者の才能を
認めていますよね?
会社辞めると言ったら、
編集長とか事業部長だとか
役職をチラつかせて止めに入ってさ。
月間50万PVのアクセスがある
個人ブログって相当スゴいことだよ!
この会社の対応って、
「おっ?うちの社員のブログが
凄いことになってるじゃないか!」
「うちの会社のコンテンツにしてしまえば、
一気にアクセスが増える、稼げる( ̄▽ ̄)」
「あいつに上手いこと言って、
マズそうなものを全部削除してしまえばいい」
「あいつは所詮若手社員なんだから、
会社に逆らえるわけがないだろう( ̄▽ ̄)」
っていう悪代官みたいな感じでしょ?きっと。
会社に著作権を譲渡させてしまえば、
無料で超優秀なコンテンツをゲットできると
思ったんだろうね。
最低・・・パワハラじゃん・・・
しかも退職後数年経過した今でも、
その会社で改ざんしているとはいえ、
コンテンツを使い続けているというのが驚きです。
何か著作物使用料みたいなものを
請求することってできないものなの?
ネットで調べてみたけど、
音楽著作権のことは結構出ているけど、
ブログについてはあまり出ていませんね・・・
詳しく知っている方、もしよろしければ、
コメントで教えていただけると嬉しいです。
会社側が取るべきだった対応
会社はどういう対応を取れば
良かったと思いますか?
会社は余計な経費をかけずに、
利益に繋がるコンテンツを手に入れられると気付いた。
それは自社の有能な若手社員のブログだった。
ここで自社の社員の才能を
素直に認めるのがまず先だと思いませんか?
社長が呼び出し、
全社員にブログを晒すなんてことをせず・・・
「君のブログだろ?これは。凄いじゃないか!」
「優秀な若手社員がいるとは聞こえてきていたが、
ここまでの才能の持ち主だとはわからなかったよ。」
「会社の発展のために、ぜひ君の力を貸してくれないか!」
「そこで相談なのだが・・・」
というように若手社員の芽を潰さず、
才能を活かすことを一番に考えるのが
会社本来の姿なのでは?って思います。
優秀な人材を活かしきれていない会社は
きっと多いのでしょうね。
自社で採用した社員の芽を
パワハラで押し潰すような会社が
長く生き残っていけるとは到底思えません。
ですから放っておいてもそのうち潰れるでしょうが
一番の仕返しは実名で書くことでしょうね。
「 ブログが会社にバレてリクルートに転職した話」の著者は
会社名は伏せていましたが私だったら
思っきり実名で会社を書きますよ!
で、はてなで炎上!
元会社チーン・・・
ああ、すっきり(*^^*)
個人ブログを勤務先企業に奪われる、
そんな事態が今後起こらないことを
願うばかりです。