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福島県内の自治体では11日も除染作業
3月11日 11時56分

福島県内の自治体では11日も除染作業
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原発事故により今も避難区域となっている福島県内の自治体では、事故の発生から5年となる11日も除染作業が行われています。
福島第一原発の事故により福島県内では、9つの市町村が今も避難区域となっていて、毎日およそ1万人が各地で除染作業にあたっています。
このうち全域が避難区域となり、住民およそ2万人が避難を余儀なくされている浪江町では、来年春に一部地域の避難指示を解除することを目指していて、11日朝も除染作業が行われています。
震災と原発事故の発生から5年となる3月11日は、午前7時前からおよそ700人の作業員が町内の集合場所でラジオ体操をしたあと、1分間の黙とうをささげました。そして、ヘルメットや装備の安全確認をして、それぞれの作業場所に向かいました。作業にあたっている67歳の男性は「畑も田んぼも再開できるように一生懸命除染しています。福島で生まれ育ったので、子どもの時のようなにぎやかさを早く取り戻したい」と話していました。また、住宅の除染を担当する男性は「あっという間に5年が過ぎました。先のことはあまり考えず、目の前の家を1軒ずつきれいにすることだけを考えて除染にあたっています」と話していました。

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