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避難先の仮設校舎で卒業式 福島 大熊中学校
3月11日 12時23分

避難先の仮設校舎で卒業式 福島 大熊中学校
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震災5年となる11日、福島県内のほとんどの中学校で卒業式が行われ、原発事故の影響で避難先の仮設校舎で授業を続けている大熊町の中学校でも、26人が新たな門出を迎えました。
原発事故から5年、今もすべての住民が避難を続けている大熊町の大熊中学校では、避難先の会津若松市にある仮設校舎で卒業式が行われました。
原発事故当時、小学校4年生だった26人が卒業を迎え、小野田敏之校長から生徒一人一人に卒業証書が手渡されました。このあと、小野田校長が「君たちが悩み考えたことは、君たちを豊かにたくましく成長させた。会津をはじめ国内外から受けた多くの支援への感謝の気持ちを力にして、新たな道を進んでほしい」と、はなむけのことばを贈りました。
そして、卒業生を代表して遠藤瞭さんが「5年前の3月11日、生活が一変しました。心が折れそうなときもありましたが、多くの人たちの助けを得て卒業式を迎えることができました。大熊町の仲間とともに感謝を胸に新しい世界へ羽ばたきます」と答辞を述べました。
福島県教育委員会によりますと、11日は県内の220の公立中学校で卒業式が行われ、およそ1万8000人が卒業するということです。

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