洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官が8日、非公開で開かれた「北核・平和タスクフォース(TF)」諮問団会議で「北朝鮮当局が開城(ケソン)工業団地の閉鎖後、工団で働いていた北側労働者(5万4000人余り)を近隣地域の工場や協同農場などに再配置している」と話したと複数の参席者が伝えた。
TF諮問団会議に参加したある要人によれば、洪長官は「北朝鮮当局は今、開城工業団地の労働者らを再配置するのに忙しい」としながらこのように説明した。黄海北道沙里院(ファンヘブクド・サリウォン)など遠い地域から来た労働者たちは出身地に送り返しているという。
特に洪長官は「まだ工団を軍事基地化しようとする動きはない」として「現在では異常の兆候がない小康状態だ」とも述べた。
洪長官はまた「北朝鮮が今後、開城工業団地をどう運用するのかについては明確な結論を出さないまま状況を観望しているものと把握される」と話した。統一部の当局者は洪長官の発言について軍当局の諜報と板門店(パンムンジョム)からの肉眼観察などを総合して判断した結果だと説明した。
TF会議の出席者は「北朝鮮当局は制裁局面が変わればひょっとしたら開城工業団地が再稼働できて、中国投資を受けてでも工団を活用する案があるだけに、一応置いているようだ」と主張した。それと共に「もちろん南北間の緊張が一層高まる場合、北朝鮮が開城工業団地に軍部隊を配備して軍事的争点化するカードも検討する可能性がある」と話した。
これと共に洪長官は「乳幼児のための人道的支援は中断しないというのが原則」としながら「ただし北朝鮮の4次核実験後に保留となっている人道的支援をいつ再開するのかは、状況を見守りながら決める」と話した。会議出席者は「今は対北朝鮮制裁・圧迫をすべき時点であり、当分は人道的支援が難しいというニュアンスに聞こえた」として「1月6日の4次核実験後、現在まで人道的支援を申し込んできたところはなかったという説明もあった」と伝えた。
北核・平和TFは北朝鮮の非核化と韓半島(朝鮮半島)の平和定着問題を扱うために先月2日スタートした。
一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は核兵器研究部門の科学者に会って「核弾を軽量化して弾道ロケットに合うよう標準化・規格化を実現した」と話したと朝鮮中央通信が9日報道した。金第1書記が核兵器を弾道ミサイルに搭載するほど小型化に成功したと直接発言したのは初めてだ。
北朝鮮の労働新聞は金第1書記が「原形の核弾頭の模型」前で撮った写真も公開した。これについて国防部は「北朝鮮が小型化された核弾頭の能力を確保できていないものと評価する」と明らかにした。
TF諮問団会議に参加したある要人によれば、洪長官は「北朝鮮当局は今、開城工業団地の労働者らを再配置するのに忙しい」としながらこのように説明した。黄海北道沙里院(ファンヘブクド・サリウォン)など遠い地域から来た労働者たちは出身地に送り返しているという。
特に洪長官は「まだ工団を軍事基地化しようとする動きはない」として「現在では異常の兆候がない小康状態だ」とも述べた。
洪長官はまた「北朝鮮が今後、開城工業団地をどう運用するのかについては明確な結論を出さないまま状況を観望しているものと把握される」と話した。統一部の当局者は洪長官の発言について軍当局の諜報と板門店(パンムンジョム)からの肉眼観察などを総合して判断した結果だと説明した。
TF会議の出席者は「北朝鮮当局は制裁局面が変わればひょっとしたら開城工業団地が再稼働できて、中国投資を受けてでも工団を活用する案があるだけに、一応置いているようだ」と主張した。それと共に「もちろん南北間の緊張が一層高まる場合、北朝鮮が開城工業団地に軍部隊を配備して軍事的争点化するカードも検討する可能性がある」と話した。
これと共に洪長官は「乳幼児のための人道的支援は中断しないというのが原則」としながら「ただし北朝鮮の4次核実験後に保留となっている人道的支援をいつ再開するのかは、状況を見守りながら決める」と話した。会議出席者は「今は対北朝鮮制裁・圧迫をすべき時点であり、当分は人道的支援が難しいというニュアンスに聞こえた」として「1月6日の4次核実験後、現在まで人道的支援を申し込んできたところはなかったという説明もあった」と伝えた。
北核・平和TFは北朝鮮の非核化と韓半島(朝鮮半島)の平和定着問題を扱うために先月2日スタートした。
一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は核兵器研究部門の科学者に会って「核弾を軽量化して弾道ロケットに合うよう標準化・規格化を実現した」と話したと朝鮮中央通信が9日報道した。金第1書記が核兵器を弾道ミサイルに搭載するほど小型化に成功したと直接発言したのは初めてだ。
北朝鮮の労働新聞は金第1書記が「原形の核弾頭の模型」前で撮った写真も公開した。これについて国防部は「北朝鮮が小型化された核弾頭の能力を確保できていないものと評価する」と明らかにした。