【プレスリリース】『単語から文をつくる鳥類の発見』
https://www.soken.ac.jp/news/25972/
実験結果.シジュウカラは「ピーツピ」を聞くと首を水平に振り周囲を警戒し(A),「ヂヂヂヂ」を聞くと音源に近づく(B).組み合わせ音声である「ピーツピ・ヂヂヂヂ」に対しては,周囲を警戒しながら接近する行動を示す(C).人工的に組み合わせの順序を入れ替えた音声(「ヂヂヂヂ・ピーツピ」)に対しては,警戒も接近もしない(D)
「ピーツピ」=「警戒せよ」、「ヂヂヂヂ」=「接近せよ」で、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」=「警戒しながら接近せよ」になる。ところが、語順を入れ替えた「ヂヂヂヂ・ピーツピ」は「無意味」になる!
言語の起源に関する研究の一分野として、鳥のさえずりパターンの研究が行われていることは聞いたことがありましたが、このような「組み合わせの変化」が「意味の変化」となる、というところが画期的な発見のようです。つまり「文法が存在する」、すなわち「言語」として機能している、ということになり、そこが驚くべき新発見といえるのでしょう。と解釈したのですが、まちがってるかもしれません。でも非常に興味深い研究です!
追記:
著者のこれまでの研究で,シジュウカラは「ピーツピ」や「ヂヂヂヂ」以外にも,10種類以上の音声要素をもっており,それらをさまざまに組み合わせることで175種類以上のユニークな鳴き声を発することがわかっています。なかには「ヘビ」や「タカ」の存在を示す名詞のような鳴き声まで存在します
「名詞」が存在するとしたら、まじやヴぁですね。今後の展開から目が離せなくなりそうです。