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中国 新車販売台数 刺激策も伸び悩み3月10日 23時10分
中国のことし1月と2月の新車の販売台数は、去年の同じ時期に比べて4.3%の増加となり、中国政府が打ち出した販売刺激策にもかかわらず、いまのところ、業界団体が予測する6%を下回る伸びにとどまっています。
中国自動車工業協会によりますと、ことし1月と2月を合わせた新車の販売台数は、およそ408万6900台で、去年の同じ時期に比べて4.3%増えました。SUV=多目的スポーツ車への買い換え需要が根強く、最近では中国政府の販売刺激策で、減税などの優遇措置を受けることができる小型車やエコカーの販売が伸びています。しかし、中国経済の減速が鮮明になるなか、セダンの販売は落ち込んでいて、いまのところ、業界団体が予測していることしの販売台数の伸び率である6%を下回る水準にとどまっています。
一方、国別の乗用車の販売台数で、日本車はおよそ45万9100台と、去年の同じ時期より17.3%増加しましたが、小型車が強い中国勢や値下げ攻勢をかけるドイツ勢が大きく伸ばした反動から、国別のシェアは12.7%と、去年12月より5ポイント近く減少しました。
中国の自動車業界の専門家は、「ローンを借りて新車を買う若い消費者が増え、性能よりも安さや見た目を重視する傾向が強まっている。自動車は中国の個人消費全体で大きな割合を占めるだけに、政府の刺激策の効果がどこまで続くか注視している」と話しています。
一方、国別の乗用車の販売台数で、日本車はおよそ45万9100台と、去年の同じ時期より17.3%増加しましたが、小型車が強い中国勢や値下げ攻勢をかけるドイツ勢が大きく伸ばした反動から、国別のシェアは12.7%と、去年12月より5ポイント近く減少しました。
中国の自動車業界の専門家は、「ローンを借りて新車を買う若い消費者が増え、性能よりも安さや見た目を重視する傾向が強まっている。自動車は中国の個人消費全体で大きな割合を占めるだけに、政府の刺激策の効果がどこまで続くか注視している」と話しています。