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GREEにおけるインフラストラクチャのサービス化とその意義

2016/03/11
藤本 真樹=グリー (筆者執筆記事一覧
出典:情報処理学会デジタルプラクティス Vol.5 No.4 Oct. 2014
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 IaaSという単語の普及が示す通り,インターネットサービスを支えるインフラストラクチャは,従来のラック,物理サーバを提供する形から,仮想化されたインスタンスをサービスとして提供されることが一般的になりつつある.一方で,2014年現在,IaaSにも課題はある状況であり,かつ,既存のオンプレミスなインスタンスを多数運用している環境では,単純にIaaSを利用すればよいわけではなく,それぞれの利点,課題を把握した上で,既存のインフラストラクチャを変化させていく必要がある.本論文では,GREEという実際に稼働しているサービスにおける,オンプレミスな環境をどのようにサービスとしてのインフラストラクチャへと変化させていくか,という事例を紹介する.

1.はじめに

 2014年現在,インターネットサービスを構成するインフラストラクチャ (以下インフラ)は,IaaS(Infrastructure as a Service) という単語の普及が示す通り,急速に「サービス」として提供される形へとシフトしつつある.本論文では,インフラのサービス化とは何かを説明し,そしてその利点と難点がどこにあるのかについて紹介する.また,それらを考慮した上で,これまで独自に構築されてきたインフラをサービスとして提供する形へとシフトする際のアプローチと,その技術的課題についてGREEというサービスの事例を元に述べる.

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